プレス・リリース

Contact Colleen Cronin

次世代ソフトウェア無線設計を強力に後押しする集積トランシーバ「AD9361」と同開発環境を発表

  • 競合製品と比較し最大1/3のローノイズ性能、また部材費を大幅に低減
  • 開発キットやFPGAでのラピッド・プロトタイプ環境により、設計時間やリスクを低減

2013年10月23日 - 東京
  • アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、ソフトウェア無線(SDR; Software Defined Radio)アプリケーション向けの画期的なソリューション、RFアジャイル・トランシーバ「AD9361」を発表しました。このAD9361 RFアジャイル・トランシーバ(アジャイル; Agileは柔軟かつ迅速に対応できる高性能という意味)は、計測機器や通信インフラストラクチャ、防衛用電子機器といった、多岐にわたる変調方式やネットワーク規格に対応できるもので、プログラマブルな無線機器を実現する用途向けに開発されています。AD9361は、最高クラスの性能や高い集積度に加え、広範囲な周波数帯で動作できる特長やフレキシビリティ性を実現しています。ソフトウェア開発キットおよびFPGAメザニンカード(FMC)など、市場投入までの時間を短縮できる、広範囲な設計リソースによるサポートも用意されていますので、ソフトウェア無線ソリューションの開発が迅速に実現できます。

     

    ナショナル・インスツルメンツ社の子会社であるEttus Research™社のマット・エッツ( Matt Ettus )氏は次のように述べています。「これはRF機器開発者にとって、まさに夢のデバイスです。われわれはAD9361にXilinx社のSpartan-6 FPGAとUSB3.0インターフェース、さらにすべてをカバーするサポート・ソフトウェアとを組み合わせることにより、業界最高の性能を持ち、かつフレキシビリティの高い、ソフトウェア無線ソリューションを開発できました」

     

    AD-FMCOMMS2-EBZ-FMCボードは、無線局の申請が必要もしくは不要なものを含めたほぼすべての周波数帯、および多数の通信プロトコルに対応できる、ラピッド・プロトタイピング環境を開発者に提供します。

     

    アナログ・デバイセズ社の最高技術責任者(CTO)のサム・フューラー(Sam Fuller)は次のように述べています。「低消費電力なソフトウェア・コンフィギュラブル無線システムであるAD9361により、その優れたプログラミングのフレキシビリティ性とコンフィギュレーション性、そして小さいチップ面積という特長との相乗効果で、今までにないレベルでの多様な設計が可能になります。このことに加え、同じく先進的な一連のユーザ開発環境サポート・リソースにより、開発プロジェクトのリスクを低減でき、市場投入までの時間を最小にできます」

     

    AD9361 RFアジャイル・トランシーバの特長

    AD9361は、70MHzから6GHzの周波数範囲で動作し、多くの機能をワンチップに組み込んだ完全な無線システムとなっています。このRFアジャイル・トランシーバは、RFフロントエンドやフレキシブルなミックスド・シグナル・ベースバンド回路、周波数シンセサイザ、さらにA/Dコンバータとダイレクト・コンバージョン・レシーバをそれぞれ2個ずつ集積しています。この集積化により、設計の簡素化やBOMコスト(部材費)の低減が実現できます。AD9361は200kHz以下から56MHzまでのベースバンド帯域に対応しています。AD9361は高度にプログラミングできることが特長で、現在、市場で最も広いダイナミック・レンジ性能を実現しています。

    AD9361に内蔵された2個のダイレクト・コンバージョン・レシーバは、最高性能のノイズ・フィギュアや直線性を備えています。各レシーバ・サブシステムには、自動利得制御、DCオフセット補正、クワドラチャ(I/Q)補正、およびデジタル・フィルタ機能が内蔵されており、デジタル・ベースバンド部での同様な処理が不要になります。またAD9361は外部からの利得制御が可能な、高い柔軟性を持つマニュアル・ゲイン・モードも備えています。

    さらに、チャンネル当たり2個の高ダイナミック・レンジのA/Dコンバータにより、受信したI/Q信号をデジタイズし、それらを任意に構成可能なデシメーション・フィルタや128タップのFIRフィルタを通し、適切なサンプル・レートで12ビットの出力信号を生成します。トランスミッタには、超ローノイズで高い変調精度を実現できるダイレクト・コンバージョンのアーキテクチャを用いています。

    AD9361設計リソース:開発キットおよびFMCボード

    FPGAメザニン・カード(FMC)だけでなく、ADIはガーバ・ファイル、リファレンス・プログラム、Linuxサンプル・アプリケーションやドライバ、そして設計サポート・パッケージを含む、広範囲なAD9361設計リソースをダウンロードできるよう用意しています。

    価格、供給、および関連部品について

    下記の価格は、米国での販売価格です。

    製品
    サンプル供給
    量産出荷
    単価
    パッケージ
    AD9361  出荷中
    出荷中 175ドル
    (1,000個受注時)
    10mm×10mm
    144ボールCSPBGA
    AD-FMCOMMS2-EBZ FMC ボード
    出荷中
    出荷中
    750ドル
    迅速プロトタイピング・システム

     

    AD9361 RFアジャイル・トランシーバは、ローノイズ・アンプ「ADL5521」や「ADL5523」、クロックIC「AD9548」、DC-DCレギュレータ「ADP2164」、さらにロー・ドロップアウト・レギュレータ「ADP1755」や「ADP5040」と組合せて使用するのに適しています。

    詳細情報


  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

  • Editor's Contact Information
Stay Informed