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業界初のオクタル超音波レシーバ「AD9670」を発表

・デジタルI/Q復調器とデシメーション・フィルタを搭載
・超音波システムにおけるプロセッサのオーバヘッドを低減
・カート型や携帯型超音波機器におけるFPGAの処理負荷を緩和

2012年07月24日 - 東京
  • アナログ・デバイセズ社は、本日、デジタルI/Q復調とデシメーション・フィルタ機能をオンチップ搭載した、業界初のオクタル(8チャンネル)超音波レシーバ「AD9670」を発表しました。AD9670はデジタルI/Q復調器とデシメーション機能を組み込んだことで、RFからベースバンド周波数まで8チャンネルのデータ・コンディショニングが可能となりました。AD9670では、他のレシーバと比べ、システムのFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)処理負荷を少なくとも50%軽減できます。さらに、LNA(ロー・ノイズ・アンプ)、可変ゲインアンプ、アンチエイリアス・フィルタ、業界最高のサンプルレート(125MSPS)でかつ最高のSNR(S/N比)性能(75dB)の14ビットA/Dコンバータも集積しています。新しいオクタル・レシーバは、アナログ・デバイセズの優れた超音波レシーバ製品の最新製品で、ミッドエンドからハイエンドの携帯型やカート型超音波システムに適しています。


    AD9670に組み込まれたデジタルI/Q復調器、プログラマブル・オシレータ、16タップFIR(有限インパルス応答)デシメーション・フィルタが、FPGAに対するデータ帯域幅要求を軽減します。これにより、設計者はより低コストのプロセッサを用いたり、処理能力を他のシステム機能に振り分けたりできます。AD9670はまた、13次までの高調波除去機能の付いたアナログI/Q復調器によるCW(連続波)ドップラー処理を提供します。これにより、フィルタ設計が容易になり、フィルタ部品やシステム・コストの低減ができ、かつ信号感度の改善もできるようになります。CWモード出力のダイナミック・レンジはチャンネル当たり160dBc/√Hzを超えます。


    AD9670に搭載された、最大30MHzまでの可変アンチエイリアス・フィルタと125MSPS A/Cコンバータを組み合わせて、競合デバイスより3dB高いSNR性能を実現しました。また、プログラマブル・クロック、データ・アラインメント、さらにプログラマブル・デジタル・テスト・パターン生成機能を搭載することも特長としています。テスト・パターンには、組み込みの固定擬似ランダム・パターンだけでなく、シリアル・ポート・インターフェース経由で、ユーザ定義テスト・パターンの入力も可能です。AD9670のLNAは5MHz(ゲイン=21.3dB)で0.78nV/√Hzという低い入力換算ノイズを提供し、全消費電力はチャンネル当たり130mWを実現しました。


    アナログ・デバイセズ社、ヘルスケア・セグメント担当ヴァイス・プレジデントのパット・オドハティ(Pat O’Doherty)は次のように述べています。「デジタル復調器やデシメーション・フィルタ機能の付いた初のオクタル超音波レシーバを投入したことで、ADIは、データI/Oやスループット・レートを最小化し、システム・プロセッサの負荷を軽減することができました。同時に、アンチエイリアス・フィルタの周波数範囲を拡張し、かつA/Dコンバータの高いサンプルレートを実現したことで、ADIは今後もより高周波のプローブや優れた画像品質が求められている医療用や工業用超音波機器メーカーをサポートしていきます」


    AD9670オクタル超音波レシーバの特長


    価格、供給、および関連製品について


    AD9670デジタル復調およびデシメーション・フィルタ機能付きオクタル・レシーバは、ADIのオクタル・レシーバ「AD9278」や「AD9279」と同様のピン配置で、設計者はカート型および携帯型超音波機器の設計を、最小限のボード・レイアウト変更でアップグレードが可能です。


    製品 サンプル供給 量産出荷 1,000個受注時の単価 パッケージ
    AD9670 2012年8月 2012年10月 69.00ドル 144ボール10mm×10mm BGA

    • プログラマブル・オシレータ付きデジタルI/Q復調器
    • FIRデシメーション・フィルタ:
      • デシメーション・ファクタ当たり16タップ
      • 最大32デシメーション
    • 14ビット125MSPS A/Dコンバータ
      • SNR: 75dB
    • 8チャンネルLNA、VGA、AAF、ADC
    • 低消費電力:
      • TGCモード時:130mW/チャンネル@40MSPS
      • CWモード時:55mW/チャンネル
    • LNA入力換算ノイズ:0.78nV/√Hzティピカル@5MHz(ゲイン=21.3dB)
    • CWドップラー信号の高調波を13次まで除去


  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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