プレス・リリース

Contact Edie Lawlor Kramer

業界で最も低消費電力のMEMS加速度センサー「ADXL362」を発表

~ワイヤレス・センサー・ネットワーク、ウェアラブル・モーション・ディテクタなどのポータブル・システムのバッテリー寿命を大幅に延長~

2012年06月05日 - 東京
  • アナログ・デバイセズ社は、本日、超低消費電力のMEMS加速度センサーADXL362」を発表しました。この3軸デジタルMEMS加速度センサー「ADXL362」は、モーション・センシング・ウェークアップ・モード動作時の消費電流が300nAで、これは同レベルの他社のセンサーと比べて60%※1も低い値です。フル測定モードでは、100Hzのデータレートで消費電流が2μAで、同等条件で動作する他社の加速度センサーと比べ80%※2も低くなっています。このように卓越した低消費電力を特長とするADXL362は、数ヶ月から数年という長いバッテリー寿命が要求されるアプリケーションや、バッテリーの交換ができない、または交換作業が機器やオペレータにとって危険を伴うような用途に適しています。

    ※1※2:当社調べ


    システムレベルでの節電を可能にするMEMS加速度センサー「ADXL362」

    MEMS加速度センサー「ADXL362」は、低電力での動作が可能であることに加えて、システムレベルでの電力効率向上を可能にする重要な機能も備えています。ADXL362は、インテリジェントな連続動作を必要とする、モーション起動スイッチに活用できます。また、ADXL362は、アウェーク・ステータス出力用のピンがあり、システム機能をオンにするスイッチを即時に始動させることが可能です。さらに、プロセッサを経由せずにこれらのスイッチを動作し、システムの消費電力をより低減します。

    ADXL362は多様なモーションを正確に識別する、改良されたサンプル・アクティビティ検出機能も備えています。これにより誤検出によりセンサーがシステムを不必要にオンすることを防ぐことができ、更なるバッテリー寿命の延長に貢献します。また、ADXL362にはFIFO(First In, First Out)メモリが組込まれているので、システム設計者はこのメモリを用いてデータの記録や長いデータセットの連続読み出しを行うことができ、プロセッサの負荷低減やシステムの消費電力低減が可能になります。


    デジタルMEMS加速度センサー「ADXL362」の特長


    • すべての動作モードにおいて超低電流
      • フル測定モード、100Hz時:2μA
      • ウェークアップ・モード時:300nA
      • 待機時:10nA

    デジタルMEMS加速度センサー「ADXL362」の機能


    • 2つの低ノイズ・モード:ユーザは数マイクロアンペア(μA)の消費電流でノイズを約半分に低減可能
    • 内蔵低消費電力温度センサー
    • 外部トリガに同期したデータ・サンプリング

    ADXL362は通常12ビットの分解能で加速度データを提供しますが、低分解能で十分な場合には、より効率的な1バイト転送向けに8ビット・フォーマットのデータも提供します。加速度センサーの測定レンジは±2g、±4g、および±8g、分解能は±2gレンジで1mg/LSBです。

    アナログ・デバイセズ社、MEMS/センサー・グループのプロダクト・ライン・ディレクタ、ビル・マーフィー(Bill Murphy)は次のように述べています。「低消費電力向けの設計では、部品レベルの低消費電流だけでは要件を満たすことができません。システム機能を精密に正しいタイミングでオン/オフして、システム全体の電力をインテリジェントに管理することが必要です。ADXL362は、この点で業界をリードする製品で、バッテリー寿命が重要な要件である、ヘルスケアからインフラ監視まで幅広いアプリケーションに最適です」

    DARPAのBlast Gauge™衝撃検出システムがADIのMEMS技術を採用

    ADXL362は、米軍の人員保護を目的に、ロチェスター技術大学(Rochester Institute of Technology)で開発され、ブラックボックス・バイオメトリックス社(BlackBox Biometrics)が商用化した、米国防総省国防高等研究事業局(Defense Advanced Research Projects Agency /DARPA)のBlast Gauge™の第2世代へ実装されます。Blast Gaugeは、爆風に曝された人に医師がトリアージ(重症度判定検査)を行うためのスクリーニング・ツールとしての機能を果たし、さらに、外傷性脳損傷(TBI)の原因究明にあたっている研究団体に詳細なデータを提供します。Blast Gaugeの第1世代には、ADIの「ADXL345」センサーが採用されました。

    ブラックボックス・バイオメトリックス社の最高技術責任者David Borkholder氏は次のように述べています。「ADIの高性能なMEMSセンサーを用いることにより、Blast Gaugeは男女問わず米軍兵士が経験する震とう性を高い信頼性で検出できることが実証されています。ADXL362は、このような充電が不可能なバッテリーを用いた密封タイプの機器のバッテリー寿命を大幅に延長するでしょう」


    価格と供給について


    下記表中の価格は、米国での販売価格です。


    製品 サンプル供給 量産 1,000個
    受注時の単価
    パッケージ
    ADXL362 出荷中 2012年8月 3.97ドル 3mm×3.25mm×1.06mm 16ピンLGA




  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

  • Editor's Contact Information
Stay Informed