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絶縁型ハーフブリッジ・ゲート・ドライバ「ADuM3223」と「ADuM4223」を発表

・iCoupler®デジタル・アイソレータ技術を応用
・フォトカプラ・ベースのゲート・ドライバに比べ4倍以上の高速タイミング
・50年の動作寿命を実現

2012年05月15日 - 東京
  • アナログ・デバイセズ社は、本日、業界最高レベルの速度と信頼性を持つ絶縁型ハーフブリッジ・ゲート・ドライバ「ADuM3223」と「ADuM4223」を発表しました。4APEAK出力のADuM3223およびADuM4223は、ADIのiCoupler®デジタル・アイソレータ技術を組み込むことにより、フォトカプラ技術を基にした製品に比べ、4倍以上高速かつ、製品寿命も50年と長くなっています。この新しいゲート・ドライバは、AC-DCおよびDC-DC電源、ソーラパワー・インバータ、そしてモーター・コントロール向けアプリケーションに求められる安全性要件を満たしつつ、性能と効率の向上に貢献します。

    ADuM3223とADuM4223絶縁型ハーフブリッジ・ゲート・ドライバは、55ns未満の伝搬遅延と5ns未満の遅延マッチング性能が特長で、伝搬遅延はフォトカプラ技術を用いて設計されたゲート・ドライバより4倍以上高速です。ADuM3223とADuM4223は、最高5kV rms(UL1577 1sec)の強化絶縁に対する安全規格に対応します。クロス導通の可能性を最小にするハイサイドとローサイド出力間の700VPEAKガルバニック絶縁によって、機器の信頼性と安全性の改善を実現します。

    アナログ・デバイセズ社、デジタル・アイソレータ・マーケティング・マネージャーのボブ・ブリアーノ(Bob Briano)は次のように述べています。「フォトカプラ・ベースのゲート・ドライバの場合、概してタイミング性能の低さが問題となります。それは全体的な動作効率に影響を及ぼすデッドタイムの増加が原因です。フォトカプラはまた、電力を多く消費するLEDを用いますが、LEDは劣化しやすく、それによりゲート・ドライバの寿命も制限されるという特性があります。これに対し、ADIの新しい絶縁型ゲート・ドライバは、たとえば、通常の電源を用いた場合でも信頼性は大幅に向上し、高いスイッチング・スピードと温度性能、パッケージの小型化を実現しました。こうした利点は、高いパワー密度と全体的な電力効率の向上に貢献します」

    ADuM3223とADuM4223ゲート・ドライバは、独立したアイソレーション・チャンネルを2つ備え、3.3Vから5.5Vの入力電源範囲で動作するので、低電圧システムに適しています。各出力は入力に応じて最高400V rmsまでの連続動作が可能です。ハイサイドとローサイドの電圧差は最高700VPEAKまで許容されるので、幅広いバス電圧を高い信頼性でコントロールすることができます。

    ADuM3223は狭幅16ピンSOICパッケージで3kV rmsのアイソレーション製品です。
    ADuM4223は広幅16ピンSOICパッケージで5kV rms(UL1577 1sec)の強化絶縁型のアイソレーション製品です。

    ADuM3223とADuM4223絶縁型高精度ハーフブリッジ・ゲート・ドライバの主な特長

    • 高速タイミング
      • 伝搬遅延<55ns
      • 遅延マッチング<5ns
    • 高信頼性
      • 動作電圧400V rmsで寿命50年:安全性認定取得済み
      • 直流動作電圧1130Vで寿命50年:アイソレーション機能
      • 125ºC動作
    • 4APEAK 電流駆動

    価格、供給について

    下記表中の価格は、米国での販売価格です。

    製品 サンプル出荷 量産出荷 1,000個購入時の単価 パッケージ
    ADuM3223 出荷中 出荷中 1.57ドル 16ピンSOIC_N
    ADuM4223 出荷中 出荷中 1.88ドル 16ピンSOIC_W
    ADuM3223/4223評価ボード 出荷中 出荷中 40.00ドル -

    iCoupler技術について
    ADIはその性能が実証されているiCouplerで世界のデジタル・アイソレーション市場をリードしています。フォトカプラのようにLEDやフォトダイオードをベースとしたものに対し、iCouplerはチップスケールのトランスをベースにした技術です。トランスは、LEDやフォトダイオードと比べて、高データレート、低消費電力、長期間の安定性能を実現しています。ウェーハ・レベル・プロセス技術を用いて、トランスを直接チップ上に形成するので、iCouplerチャンネルは、低コストで複数チャンネル、あるいは他の半導体機能と一緒に集積することができます。iCouplerのトランスは平面構造で、CMOSと金メタル層とで形成されています。

    金メタル層の下には高い破壊電圧をもつ厚いポリイミド層があり、トランスの上部コイルと下部コイルを絶縁します。これにより、最高レベルの信頼性とデジタル・アイソレーション性能を実現します。上部コイルと下部コイルに接続されたCMOS回路が、各トランスとその外部信号との間のインターフェイスを提供します。ADIのiCouplerデジタル・アイソレータ技術は、何百ものアプリケーションに搭載され、すでに5億チャネル以上に採用されており、その数は増加し続けています。

    【詳細情報】
    ADIのゲート・ドライバ(英語)
    「iCoupler 技術をを用いた絶縁型ゲート・ドライバの紹介」(動画・英語)


  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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