高性能BLACKFIN®プロセッサ新ファミリー「ADSP-BF60X」4製品を発表

・1GHzコア性能と新しい専用ビジョン・アクセラレータ搭載
・組込みビジョン・アプリケーションで高速・多機能解析が実現
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東京 (2012年03月29日) - アナログ・デバイセズ社は、本日、1GHzのデュアルコアBlackfin®プロセッサ・ファミリー「ADSP-BF60x」4製品を発表しました。新ファミリーは、パイプラインド・ビジョン・プロセッサ(PVP:Pipelined Vision Processor)を搭載した「ADSP-BF608」と「ADSP-BF609」、PVPを搭載していない「ADSP-BF606」と「ADSP-BF607」からなっています。

「ADSP-BF608」と「ADSP-BF609」は、組込みビジョン・アプリケーション向けに最適化されていて、内蔵されているPVPという高性能なビジョン解析アクセラレータが特長です。PVPは、同時に5つまでの画像アルゴリズム処理を実現できるように設計された、コンフィギュラブル・プロセッシング・ブロック群で構成されていて、極めて高性能な解析を可能にします。これらのプロセッサは、先進運転支援システム(ADAS)や、産業用マシン・ビジョン、セキュリティ/監視システムなど様々なアプリケーションに最適です。

PVPを搭載していない「ADSP-BF606」と「ADSP-BF607」は、ワイヤレス通信、産業用プロセス制御、および電力網の監視/保護をはじめとする多種多様な汎用デジタル信号処理アプリケーション向けに、フレキシビリティを提供するように設計されています。

新たに投入された4種の新しいBlackfinプロセッサは、2個の500MHzコアと、Blackfinファミリーでは最大のオンチップ・メモリを搭載し、かつ低消費電力アプリケーション向けに最適化されています。さらに、新しい高帯域幅のスイッチ・ファブリック型のデータ転送インフラストラクチャ、豊富なペリフェラル・セット、セキュア動作を実現するための機能などにより、電力効率を最適化します。低消費電力により、高温環境での動作、基板専有面積の小型化、およびシステム・コストの低減などのメリットがもたらされ、ADSP-BF609の消費電力は、ティピカル400mWを実現します。

ADSP-BF60x Blackfinプロセッサの主な特長について

  • 効率的なビジョン解析向けに最適化された独自のPVP(ADSP-BF608/609)
  • 最適化された2個の500MHzコアと最大552kByteのオンチップSRAM
  • 豊富なオンチップ・ペリフェラル・セット
  • CrossCore® Embedded Studioソフトウェア開発ツール、高速インサーキット・エミュレータ、EZ-Kit開発ボード、および特定用途向けEZ-Extender®カードを含む、包括的な開発環境の提供

Blackfin ADSP-BF60xの開発ツール「CrossCore® Embedded Studio」について
Blackfin ADSP-BF60xプロセッサは、世界的にスタンダードとなっているソフトウェア開発ツール・チェーンをベースにした、アナログ・デバイセズのプロセッサ・ファミリー用開発環境「CrossCore® Embedded Studio」によってサポートされています。このEclipse™ベースの、見やすく、直感的に扱うことができるIDE(統合開発環境)は、アナログ・デバイセズのC/C++コンパイラ、Micrium社のµC/OS-IIITM等をサポートします。アナログ・デバイセズは、Micrium社と協業して、同社の業界をリードするµC/OS-IIITMリアルタイムOS、USBドライバ、およびファイル・システムを、CrossCore® Embedded Studioに組み込みました。

エンベデッド・ビジョン・アライアンス(www.Embedded-Vision.com)の創立者のJeff Bier氏は、次のように述べています。「組込みビジョン技術により、非常にインテリジェントで優れた応答性能をもった製品が実現可能です。ビジョン・アルゴリズムは、非常に難しい演算が必要なだけでなく、アルゴリズムも多種多様です。そのため、これらのアプリケーションには、高性能でコスト効率の優れたプログラマブル・プロセッサが不可欠です。アナログ・デバイセズが、組込みビジョン・アプリケーション向けに高性能なアーキテクチャの開拓をリードすることを嬉しく思います」

アナログ・デバイセズ社のマーケティング・ディレクタ、コリン・ダガン(Colin Duggan)は、次のように述べています。「毎秒250億以上という演算性能を発揮するPVPと、2個のBlackfinコアの組み合せは、非常にパワフルでフレキシブルなプロセッサの中核となります。ADIがこの新しいBlackfinプロセッサの投入で目指すのは、ハイレベルの解析機能を低消費電力で提供することです。当社のこのアプローチにより組込みビジョン・システムの導入がより広範な分野で進むことになるでしょう」

供給と価格について
ADSP-BF60xプロセッサ・シリーズの価格は、1,000個受注時で15ドル(米国における販売予定価格)からで、シリコン・サンプルは本日より供給を開始しました。開発ツール「Cross Core® Embedded Studio」、「ADSP-BF609 EZ-KIT開発ボード」、および「インサーキット・エミュレータ・ファミリー」も供給しています。

【詳細情報】
●Blackfin
http://www.analog.com/jp/blackfin

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

※Blackfin、CrossCore、EZ-Extenderは、アナログ・デバイセズ社の登録商標です。ここに挙げたその他の商標は、それぞれの所有者の財産です。

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