広範囲の有線通信アプリケーションをサポートし、様々なクロックレートに対応する低ジッタ周波数変換クロックIC 「AD9557」「AD9558」を発表

高価なVCXO(電圧制御水晶発振器)を必要とする既存のPLL(フェイズ・ロック・ループ)設計では実現できなかった優れた性能を提供
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東京 (2011年10月18日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、低ジッタでかつ優れたコスト効率が求められる、同期イーサネットやSONET/SDH(同期デジタル・ハイアラーキ)光ネットワークなど広範囲の有線通信アプリケーション向けに周波数変換を提供する、2種の完全プログラマブル・ジッタ低減クロックICAD9557」「AD9558」を発表しました。AD9557は2入力、AD9558は4入力に対応し、2kHzから1.25GHzの範囲において、あらゆる規格の入力周波数に対して、それぞれの出力周波数へと変換可能で、全ジッタは12kHzから20MHzの範囲において400fs RMS未満となっています。この新しいクロックICは、高価なVCXOを必要とする既存のPLL設計では実現できなかった優れた性能を提供します。

AD9557およびAD9558の優れたプログラマビリティによって、多くのクロックレートが異なるシステム設計に同一の部品を用いることができるので、必要部品点数と全体のシステム・コストを低減します。このため、データ通信、次世代有線ネットワーク・アプリケーション、テレコミュニケーション、試験や測定、高速データ・アクイジション、さらにワイヤレス基地局の制御装置などといった、多種多様な高性能アプリケーションのために同期機能や低ジッタを提供することができます。

これらのクロックICには、低位相雑音でオンチップのVCO(電圧制御型発信器)や様々なクロックレートに対応する、プログラム可能なループフィルタが集積されています。プログラムによって、DPLL(デジタルPLL)分周器の分周比を、DPLLがロックされた状態で変更することが可能です。これにより、出力の周波数値を、周波数分解能0.1ppb未満のステップで、公称出力周波数から±100ppmの範囲に調節することが可能です。この機能により、SDHからOTN(オプティカル・トランスポート・ネットワーク)へのマッピング/デマッピングや非同期マッピング/デマッピングなどにも用いることが可能です。プログラマブルDPLLは0.1Hzから5kHzのループ帯域幅をサポートするだけでなく、その使い易さとフレキシビリティな性能により、3つの別々のプログラミング・モードが特長となっています。2つのデバイスは、すでにSONET/SDH、イーサネット、同期イーサネット、およびファイバ・チャンネルの周波数に対応した、決められた周波数設定がピンまたはピン-ソフト・コンフィギュレーションされています。一方で上記以外の様々な周波数へのプログラミング用に、SPIやI2Cポートが提供されています。

サイズはAD9557が6mm×6mmで、AD9558が9mm×9mmとなっています。これらのクロックICは、コンパクトかつ優れたコスト効率のクロックを、ラインカード設計者に提供します。AD9557は、2つのリファレンス入力(シングルエンドまたは差動)と2対のクロック出力が特長です。各出力ペアは、1個の差動LVDS(低電圧差動シグナリング)/HSTL(高速トランシーバ・ロジック)出力、または2個のシングルエンドCMOS出力にコンフィギュレーションすることができます。AD9558も、同じ機能を提供し、4つのリファレンス入力と6対のクロック出力を組み込んでいます。

適応クロック・トランスレータの特長

  • ホールドオーバ・モードでGR-1244 Stratum 3安定性をサポート
  • 出力位相に対するスムーズなリファレンス切替え
  • SONET/SDHからOC-192までのシステムに対し、Telcordia社のGR-253ジッタ許容度規格をサポート
  • ITU-T G.8262同期式イーサネット規格のスレーブ・クロックをサポート
  • ITU-T G.823、G.824、G.825、およびG.8261規格をサポート

供給、価格、および関連製品について
下記表中の価格は、米国での販売価格です。

製品t 供給 温度範囲 1,000個受注時の単価 パッケージ
AD9557 量産出荷中 -40°C ~ 85°C 15ドル 40ピン LFCSP
6 mm x 6 mm
AD9558 量産出荷中 -40°C ~ 85°C 16.25ドル 64ピン LFCSP
9 mm x 9 mm
AD9577 サンプル出荷中 -40°C ~ 85°C 7.23ドル 40ピン LFCSP
6 mm x 6 mm

AD9557およびAD9558クロック・トランスレータは、非同期式のデュアルPLLクロック・ジェネレータ「AD9577」と一緒に使用するのに適していて、様々なアプリケーション向けに重要なクロックシステム構成を提供します。これによりAD9577は、発振器を置換えるためのコスト効率の高い非同期クロック・ソリューションである、プロセッサ、FPGA、あるいはPHY用のコアクロックを生成します。また、AD9577は、SONET/SDH、同期イーサネット・アプリケーション、イーサネット・エンタープライズ・スイッチ、コア/エッジ・ルータ・ファブリック・カード、およびラインカード、さらにパケット通信網(PTN)やファイバ・チャンネル・アップリケーションのような様々なアプリケーションにも対応しています。

【詳細情報】
ウェブキャスト:「Network Clocks - How to Achieve Maximum System Up Time (ネットワーク・クロックス - 最大のシステム・アップタイムを実現する方法)」(英語)

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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