アナログ・デバイセズのMEMSモーション・センシング技術を、
米国オースアライン社(ORTHALIGH)が掌サイズの手術ナビゲーション・システムに採用

KneeAlign

東京 (2011年09月28日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、整形外科医向けに高精度外科手術ナビゲーション製品の開発と販売をてがける米国のオースアライン(OrthAlign)社が、膝の手術中に大腿骨の位置合せ(アラインメント)をするための新しい携帯手術ナビゲーション・システム「KneeAlign® 2」に、ADIの高性能iMEMS®慣性モーション・センシング技術を採用したことを発表しました。KneeAlign 2システムは、膝の手術中における脛骨の位置合せ機能も提供します。ADIのiSensor®デジタルIMU(慣性測定ユニット)を用いることにより、整形外科医は膝置換手術時に、患者の大腿骨の回転中心部の位置を迅速に測定し精密な角度を計算、そして骨を切断することが可能になります。

コンパクトなKneeAlign 2システムは、大型のコンピュータを用いた大型の手術機器の位置合せ精度と、従来使われてきた計測機器の簡素さの長所を組合せたものです。掌サイズのKneeAlignユニットとそれに接続された切断機器は、膝の一部を人工部品に置換える外科的処置であるTKA(人工膝関節全置換術)に用いられる、すべてのインプラント・システムと互換性があります。

アナログ・デバイセズ社 ヘルスケア・グループ担当ヴァイス・プレジデントのパトリック・オドハティー(Patrick O'Doherty)は、次のように述べています。「TKA手術の成功は正確な膝の位置合せにかかっています。ADIのiSensor IMUを用いた携帯手術ナビゲーション・システムは、大型ではるかに高価なカメラ・ベースのナビゲーション・システムに匹敵する位置合せ精度を提供します。これは通常の機械的手術の場合の68%という精度に比べて、91%という精度の位置合せ結果をもたらすことからも明らかです。患者の膝が完全に一回転する間に、執刀医はIMUによる位置決めとダイナミックスをもとに、大腿骨の切断ブロックを詳細に、そして迅速に把握、決定できます。」

米国の医療研究・品質調査機構(Agency for Healthcare Research and Quality/ARHQ)の調べでは、2009年に米国では、約67万5千人が膝の置換手術を受けました。そして、2030年にはその数が350万人に増えるだろうと推定されています*。現在、全てのTKA処置のうち、約30%がインプラント・アラインメントに不満足という残念な結果となっています**。

オースアライン社 コーポレート・デベロップメント担当ヴァイス・プレジデントのDarius Kharabi氏は次のように述べています。「アナログ・デバイセズ社のiSensor IMUは、KneeAlign 2システムの設計において、極めて重要な役割を担いました。当社は、米国内で高い評価を得ている膝手術センターで、大腿骨および脛骨ナビゲーションにKneeAlign 2を用いたTKA手術を限定で約50件実施し、今月完了しました。その結果は、きわめて良好でした。これを受け、当社は2012年第1四半期にKneeAlign 2システムの発売を開始する予定です。同時に、ニューヨーク州のHospital for Special Surgery、カリフォルニア州のScripps Green Hospitalをはじめとする研究機関で引き続き臨床研究を進めていきます。」

KneeAlign 2システムに用いられているiSensor IMUについて KneeAlign 2システムに組み込まれているADIのiSensor IMUは、直線運動を測定する3個の加速度センサーと、角運動を捉える3個のジャイロセンサーの統合により、6自由度の測定を実現します。iSensor IMUは、過酷な動作条件下でも、すべての軸上で計測器の動きを詳細にトラッキングできます。コンパクトなIMUデバイスは、キャリブレーションされ,標準のデジタルSPIインターフェースを介して、ダイナミックに補正されたセンサーデータへアクセスできるようになっています。センサー・フィルタリングおよびプロセッシングをデジタルにチューニングする機能も備えているため、複数のアプリケーション・シナリオに適応できます。

オースアライン社について
オースアライン社はカリフォルニア州アリソビエホを根拠地とする株式非公開医療機器会社です。オースアライン社は、整形外科医に、高精度アラインメント向けの、ユーザフレンドリで、コスト効率の良い外科ナビゲーション製品を提供しています。

ヘルスケア顧客の差別化を支援するADIの製品群

ADIは、医用撮像、患者モニター、医用計測、およびコンスーマ/ホームヘルスケア向けに、リニア(アナログ)、ミックスド・シグナル、MEMS、およびデジタル信号処理技術からなる包括的なポートフォリオをヘルスケア市場の顧客に提供しています。先進的な設計ツール、アプリケーション・サポート、およびシステムにおける専門的技術力に支えられたADIの製品と技術は、ヘルスケア機器設計での差異化を可能にし、将来を見据えた診断とモニター機器、そして健康福祉機器の開発を支援します。詳細はADIのヘルスケア関連製品についてをご覧ください。

【詳細情報】
オースアライン社採用事例ケーススタディ

出典:
* The Journal of Bone and Joint Surgery, “Projections of Primary Revision Hip and Knee Arthroplasty in the United States from 2005 to 2030,” Steven Kurtz, PhD; Kevin Ong, PhD; Edmund Lau, MS; Fionna Mowat, PhD, and Michael Halpern, MPH, MD, PhD.

** The Journal of Arthroplasty, “Meta-Analysis of Alignment Outcomes in Computer-Assisted Total Knee Arthroplasty Surgery,” J. Bohannon Mason, MD; Thomas K. Fehring, MD; Rhonda Estok, RN, BSN; Deirdre Banel, BA; and Kyle Fahrback, PhD, Vol. 22 N. 8 2007.

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

iMEMSはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。

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