ブロードバンド通信アプリケーションの部品点数の削減とボード面積の縮小を実現する通信装置向け可変ゲインアンプ2種を発表

  • 「ADRF6516」:デュアル・チャンネル、プログラマブル・ローパス・フィルタとVGAをシングル・チップに集積
  • 「ADL5336」:2つのIF VGAとペアのプログラマブルrmsディテクタを集積した初のVGA
  • 東京 (2011年09月27日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、ブロードバンド通信システム・アプリケーション向けに、高性能VGA(可変ゲインアンプ)を最高レベルの集積化技術で実現した「ADRF6516」と「ADL5336」を発表しました。ADRF6516 VGAは、プログラマブル6ポール・ローパス・フィルタ付きVGAをデュアル・チャンネルで構成しシングル・チップに集積しました。ADL5336は、2つのIF(中間周波数)VGAに各々プログラマブルrms(実行値)ディテクタを組み込んだ高集積VGAです。

    デュアル・プログラマブル・フィルタVGA「ADRF6516」の特長
    ADRF6516はシングルチップ、デュアルのプログラマブル・ローパス・フィルタ付き可変ゲインアンプで、ベースバンドA/Dコンバータのドライバ用のアプリケーションの設計に最適です。アンプのゲイン制御範囲は65dBで、入力段のデジタルVGA(15dB)と出力段のアナログVGA(50dB)とに分割されています。設計者は、SPIコントロール端子を用いて、31MHz、6ポール・バターワース(Butterworth)・ローパス・フィルタのコーナー周波数を1MHzステップの分解能で選択できます。プログラマブル・フィルタを集積したことで、ディスクリート・フィルタ構成に必要な部品点数を削減し、ボード面積が縮小できます。ゲイン設定およびフィルタのプログラミングも柔軟に対応できるため、ADRF6516は、可変の信号帯域幅やゲインを必要とする受信回路もサポートできます。ADRF6516は+3.3V単一電源で、コンパクトな32ピン5mm×5mmのLFCSPパッケージに収められています。

    • アナログ・連続ゲイン制御範囲:50dB
    • デジタル・ゲイン制御範囲:15dB
    • 6ポール1MHz~31MHzプログラマブル・バターワース・ローパス・フィルタ
    • IMD3 > 65dBc(1.5-Vpp2波出力の場合)
    • HD2、 HD3 > 65dBc(1.5-Vppの場合)

    ADL5336 IF VGAの特長
    ADL5336は、カスケード接続が可能なアナログ・デュアルIF VGAで、2個のrmsディテクタを内蔵し、最大で4個の個別RFコンポーネントに加え、いくつかの個別受動部品も置き換えることが可能です。このアナログ・デュアルIF VGAは、それぞれ個別に、もしくは2個のカスケード接続アンプとして動作します。その際、rmsディテクタは各VGAのゲインを独立してコントロールすることが可能です。ADL5336がカスケード接続モードで構成される場合、デバイスは連続して48dBのゲイン制御範囲を提供します。個別の場合には、各VGAは24dBのゲイン制御範囲を提供します。各アンプのゲインはSPIコントロール端子を通してプログラミングできます。

    各rmsディテクタのゲイン設定点もSPI端子を介して3dBステップでプログラミングされます。また、2段目のVGAの入力にはスイッチが1個集積されており、2つの入力ソース間をSPI制御にてトグル動作することができます。ADL5336は線形性とノイズ・フィギュア特性に優れていますので、ポイントtoポイント無線や計測機器、医用機器のような、高いダイナミック・レンジが要求されるアプリケーションに適しています。

    • 3dB帯域幅=1GHz
    • IMD3 > 62dBc( 140 MHz 、1Vppコンポジット出力の場合)
    • ノイズ・フィギュア= 6.8dB(@140 MHz)
    • ディテクタ出力セットポイント範囲:–24dBV~–3dBV
    • 単一電源動作:+4.5V~+5.5V
    • 5mm×5mm 32ピンLFCSPパッケージ

    価格、供給および関連製品について

    下記表中の価格は、米国での販売価格です。

    製品 サンプル供給 量産出荷 1,000個受注時の単価 パッケージ
    ADRF6516 出荷中 出荷中 8.99ドル 32ピンLFCSP
    5mm×5mm
    ADRF6516-EVALZ 出荷中 出荷中 150ドル 評価ボード
    ADL5336 出荷中 出荷中 5.98ドル 32ピンLFCSP
    5mm×5mm
    ADL5336-EVALZ 出荷中 出荷中 150ドル 評価ボード
    ADRF6516は、「ADL5382」、「ADL5387」、および「ADL5380」などのADIのRF直交復調器ファミリからの出力信号を駆動するのに適しており、ADL5336はADIの広いRFミキサー・ポートフォリオからのIF出力信号を駆動するのに適しています。

    アナログ・デバイセズ社リニアおよびRF製品担当ヴァイス・プレジデント、ピーター・リアル(Peter Real)は次のように述べています。「ADRF6516デュアル・チャンネル・プログラマブル・ローパス・フィルタVGAと、AD5336 rmsディテクタ付きVGAは、次世代無線機器の設計者にとって、性能の改善だけでなく部品点数やシステム・コストをバランスよく管理することが重要であること、そしてアナログ・デバイセズのディテクタ、プログラマブル・フィルタ、およびアンプ技術がそのために欠かすことのできない技術であること実証する製品です。RFシステム設計者は、ポイント・ツー・ポイント(二地点間)マイクロ波無線、ワイヤレス基地局、通信用テスト機器、あるいはその他のアプリケーションであっても、この高レベルの集積化を誇るVGA製品により、これまでにない高い性能のアプリケーションを設計できるようになります。」

    全てのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群

    ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術をユニークに組合せて活用することで、業界をリードする高性能のRF機能ブロックから、高集積のWiMAXや短距離無線用のシングルチップ・トランシーバ・ソリューションまで、全RFシグナル・チェーンをカバーする最も広範なRF IC製品群を提供しています。RF機能ブロックとしては、PLL、集積PLL/VCOおよびDDSシンセサイザ、TruPwr™ RMSパワー検出器やログアンプ、可変ゲインアンプ、パワーアンプ、ローノイズアンプ、およびその他のアンプ、RFミキサーさらにダイレクト・コンバージョン変調器や復調器製品があります。これらの製品は、無償の設計ツール、Circuits from the Lab™リファレンス回路、およびEngineerZone™テクニカル・フォーラムを含む、広範囲の設計リソースによってサポートされていて、RFシステムの開発を容易にします。

    【詳細情報】
    全RFシグナル・チェーンをカバーするADIの広範囲なRF ICポートフォリオ

    アナログ・デバイセズについて

    アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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