工業用アプリケーションにおける高精度な信号検出を可能にする、低ノイズ、低消費電力、低歪みが特長の「AD8429」を発表

20110623_ad8429

東京 (2011年06月23日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、ノイズの多い工業用動作環境で微小な信号を高精度で測定する、超低ノイズで低消費電力、そして低歪みを特長とする計装アンプAD8429」を発表しました。この新しい広帯域幅のAD8429は、ADIが市場をリードしている低ドリフト低消費電力計装アンプ「AD620」をベースにしています。また、AD8429は、高速動作をする電流フィードバック・アーキテクチャを利用し、競合製品より30%以上速い15MHzの帯域幅(ゲイン=1)と22V/μVのスルーレートを提供する業界で最も高速な計装アンプのひとつです。

AD8429は-130dBという低い歪みも特長で、ヘルスケア計測機器、高精度データ・アクイジション装置、工業用振動解析といった、小型化、低消費電力化、低歪みという性能が求められるアプリケーション向けに適した性能を提供します。

AD8429は、-40˚Cから+125˚Cという拡張工業用温度範囲にわたって動作します。入力ノイズと出力ノイズがそれぞれ1nV/√Hzと45nV/√Hzという性能です。さらに、他の計装アンプがバイアス電流12,000nAなのに対し、AD8429の入力バイアス電流は50nAと大幅に低くなっており、入力オフセット電圧も100μVと、他のアンプに比べ2桁から3桁のレベルで低減しています。

AD8429は、CMRR(同相ノイズ除去比)が、DCモード動作時90dB、ACモード動作時80dBなので、不要なノイズによって起こる微小信号のアクイジションにおける間違いを防止します。必要な場合には、ゲインを高めるとCMMRも向上し、優れた不要ノイズ除去を実現するだけでなく、ADIの高性能を維持するためのピン配置により、通常の計装アンプをはるかに超えた周波数で、高いCMRRと信頼性の両方を実現できます。この非常に高精度な性能は、4mm×5mmのJEDEC規格に準拠したプラスチックSOIC_N(スモール・アウトライン・パッケージ、ナローボディ)パッケージで供給されます。

AD8429によって、アナログ設計技術者は±4Vから±18Vの二電源を特長とする多用途でフレキシブルな計装アンプを開発できるようになります。ゲインは1本の抵抗によって1から10,000まで設定でき、リファレンス・ピンはユーザが出力電圧をオフセットにすることもできます。これは、単一電源のシグナル・チェーンとインターフェースを取る際の、出力レベルのシフトに活用できます。

超低ノイズ低歪み計装アンプ「AD8429」の特長:

  • 低ノイズ
    ・ 入力ノイズ:1nV/√Hz
    ・ 出力ノイズ:45nV/√Hz
  • 高精度DC性能
    ・ CMMR:最小90dB(G=1時)
    ・ 入力オフセット電圧:最大50μV
    ・ ゲイン誤差:最大0.02%(G=1時)
  • 優れたAC仕様
    ・ CMRR:5kHzまで80dB(G=1時)
    ・ 帯域幅:15MHz(G=1時)
    ・ スルーレート:22V/μs

供給と価格について

下記表中の価格は、米国での販売価格です。

製品 供給 温度範囲 1,000個受注時の単価 パッケージ
AD8429 量産出荷中 -40˚C~+125˚C 3.50ドル 8ピン 4mm×5mm
SOIC_N

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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