電力消費を抑え、省スペースを実現するダイレクト・デジタル・シンセサイザ「AD9838/9837」を発表

微細な周波数分解能と低い消費電力、省スペースにより機器の高機能化を実現
AD9838_9837

東京 (2011年04月26日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、競合するデバイスよりも消費電力を30%、パッケージ・サイズを60%削減し、-40ºCから+125ºCの拡張された温度範囲で動作するダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)IC、「AD9838」と「AD9837」を発表しました。AD9838とAD9837の両DDS ICは、16MHzのクロック・レート(最大)動作時でも、電力消費はわずか11mWであり、低消費電力を実現しています。これらの新しいデバイスは、センサー回路の励起信号、インピーダンスの周波数特性測定、およびバッテリ駆動の診断/通信機器などといった産業用や通信用アプリケーションに最適です。

AD9838およびAD9837の両DDSは、非常に高い周波数においても、高精細な分解能でナノ秒以内にセトリングが可能です。また今回発表したDDSは、低消費電力の10ビットDAC(D/Aコンバータ)が内蔵されており、28ビットの微細な周波数分解能と高いSFDR(スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ)性能の実現が可能になり、より迅速、かつより正確に、目的とする周波数で安定した信号を発生させることができます。

AD9838およびAD9837の特長

  • AD9838は4mm×4mm、AD9837は3mm×3mmという小型のパッケージ・サイズで、設計者は設計する機器内での占有面積を縮小できるだけでなく、その機器が同じ外形寸法であっても、実現可能なセンサー・ノード数を増やし、より豊富な機能をそなえた機器の開発ができるようになります。
  • 低消費電力の特長により、設計者はバッテリ駆動機器で要求される高いレベルの低消費電力を満たしつつ、高品質の正弦波、方形波、および三角波出力を発生させることができます。またこの場合の機器の消費電力要件内でも、より高度な機能を組み込むことができます。
  • 様々な通信および変調機能を集積しているので、シングル・トーン(CW)、2FSK、2PSK、QPSK、周波数掃引機能、さらに振幅変調(AM)の信号発生が可能です。これにより通信システムの設計を簡素化でき、開発リスクやコストの低減が可能になります。
  • 68dBを超える高いワイドバンドSFDR(スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ)性能により、設計者は計装機器や通信機器に期待されているニーズの進化にも対応することができます。

供給、価格、及び関連製品について

下記表中の価格は、米国での販売価格です。

製品 製品説明 サンプル 量産 1,000個受注時の単価 パッケージ
AD9838 クロック生成用コンパレータ内蔵で差動
電流出力が特長の低消費電力DDS
出荷中 量産中 2.10ドル 4mm×4mm 20ピンLFCSP
(LeadFrame Chip Scale Package)
AD9837 電圧出力付き低消費電力DDS 出荷中 量産中 1.65ドル 3mm×3mm 10ピンLFCSP
AD9838およびAD9837の関連製品には、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)「AD9913」、TxDAC® D/Aコンバータ「AD9707」、20ビットD/Aコンバータ「AD5791」、16ビット乗算型D/Aコンバータ「AD5543」などがあります。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

※TxDACはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。

沪ICP备09046653号
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