東京 (2010年08月20日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、最高±20Vで動作する高電圧工業用アプリケーション向けに、高電圧ラッチアップ耐性を保証したクワッド・スイッチ「ADG5412」および「ADG5413」を発表しました。ラッチアップとは、異常な高電流導通状態になることで、この状況は電源が切れるまで続き、デバイスの故障につながる可能性があります。ADIが新たに投入する新スイッチADG5412/5413は、このラッチアップが発生しやすい計測機器や自動車、その他の過酷な環境向けに設計されています。新しい高電圧スイッチはまた、業界最高の8kV HBM(人体モデル)ESD(静電放電)定格仕様にも対応し、機器に対しての過剰電流も防止するので、設計者が保護回路を追加で組込む必要がありません。
アナログ・デバイセズ社コンバータ・グループのマーケティングおよびアプリケーション・ディレクタ、ジェームズ・キャフリー(James Caffrey)は次のように述べています。「ラッチアップは、シリコン上に付加的に構成される寄生サイリスタをトリガーすることがあります。電源の管理が悪い場合など、様々な条件によって発生し、スイッチやマルチプレクサの入出力に、デバイスの最大定格仕様以上にグリッチ(電圧の突然の増加)やスパイクが発生するとそのリスクが高まります。ADG5412/5413は、独自の高電圧トレンチ・アイソレーション・プロセスで製造されているので、過酷な過電圧条件でも、ラッチアップの発生防止を保証しています」
ADG5412/5413は、それぞれ、4個の独立したSPST(単極単投)スイッチを内蔵しています。アナログ信号が正負振幅のアプリケーションの場合、スイッチは最高±20Vまでの両電源により動作させることができます。一方で、アナログ信号が単極性のアプリケーションの場合は、新スイッチは最高40Vまでの単電源レールで動作します。オン状態では、それぞれのスイッチとも双方向に等しく良好な導電性を示し、入力信号範囲は電源電圧まで可能です。オフ状態では、電源までの信号レベルがブロックされます。すべてのスイッチは、マルチプレクサ・アプリケーション向けに、ブレーク・ビフォア・メイク動作となっています。ADG5412とADG5413では、スイッチ制御の方法が異なります。
ADG5412およびADG5413の重要特長とメリットについて
価格と供給について
下記表中の価格は、米国における販売価格です。
| 製品 | 量産出荷 | 温度範囲 | 1000個受注時 の単価 |
パッケージ |
|---|---|---|---|---|
| ADG5412 | 出荷中 | -40℃~+125℃ | 2.18ドル | 4mm×4mm 16ピンTSSOP (薄型縮小スモール・アウトライン・パッケージ) 16ピンLFCSP (リード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ) |
| ADG5413 | 出荷中 | -40℃~+125℃ | 2.18ドル | 4mm×4mm 16ピンTSSOP 16ピンLFCSP |
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp
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