アナログ・デバイセズとエクスセンス・テクノロジーズ社が共同開発したMEMSモーション・センシング技術をハリウッド映画が採用

「Iron Man 2」や「Alice in Wonderland」で特殊効果を実現
「Xsens MVN」モーション・キャプチャ・スーツ

東京 (2010年05月18日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、3Dモーション・トラッキング製品のリーディング・サプライヤであるエクスセンス・テクノロジーズ社(Xsens Technologies、以下、エクスセンス社)と共同開発してきたリアルタイム・モーション・キャプチャ技術が、2010年3月に米国で公開され、現在日本で公開中の「Alice in Wonderland(邦題:アリス・イン・ワンダーランド)」と来月公開予定の「Iron Man 2(邦題:アイアンマン2)」などのヒット作をはじめとする映画において、キャラクタのアニメーション化技術として採用されたことを発表します。両社が共同開発したリアルタイム・モーション・キャプチャ技術は、動作を記録するための軽量ボディスーツに組み込まれています。ADIとエクスセンス社が共同開発したこの最新技術により、リアルタイムの双方向特殊効果環境と画期的なワークフローが実現し、映画制作会社やプロダクション・チームが映画を企画し制作する手法自体に変革がもたらされています。先進的なゲーム開発メーカーも、コンピュータを使ってキャラクタを制作するのに、このモーション・キャプチャ技術を採用しています。

ADIは、主要なゲーム・コントローラのビデオ・ゲーム・プレイ用に開発したモーション・センシング技術を改良することにより、エクスセンス社の「Xsens MVN」モーション・キャプチャ・スーツ向けのモーション・センシング・ソリューションの開発に貢献しました。軽量のライクラ素材のMVNスーツは、80個以上のADIのiMEMS®モーション・センサーと17個のBlackfin® DSPを搭載した、17のモーション・トラッカーを装備しています。iMEMSモーション・センサーは、ADIの特許技術であるMEMSセンサー設計と同社の業界屈指の高性能信号処理技術を集積することにより、卓越したモーション・センシング性能を実現します。エクスセンス社独自のセンサー融合アルゴリズムは、モーション・センサーのデータと最先端の生体力学的モデルを組み合わせることで、システムにおける高品質の全身モーション・キャプチャを実現します。

映画制作やプリビジュアライゼーション1を手がける企業は、全身の動きをキャプチャするこのモーション・キャプチャ・スーツにより、使い易く、コスト効率に優れたシステムを活用できるようになります。また、独創的なアイデアを直感的でかつ視覚的に迫力のある斬新な方法で、大画面スクリーンにリアルタイムに映すことができます。これまでのCGI(Computer-Generated Imagery)技術と比較して、Xsens MVNスーツはより正確にモーション・キャプチャが可能なため、別のカメラや放射体(エミッタ)、マーカー、特殊照明などは一切不要です。また、このスーツはワイヤレスで動作するので、クライミングやジャンプ、複雑な動きの格闘シーンなどの撮影が行われる屋外ロケでも、容易に着用できます。

エクスセンス・テクノロジーズ社CEOのCasper Peeters氏は次のように述べています。「ADIのiMEMSモーション・センシング技術は、当社のMVNスーツの設計に最適な性能を提供してくれました。ゲーム開発メーカーや特殊効果スタジオが、Xsens MVNスーツのもたらす柔軟性、品質、使い易さだけでなく、その優れたコスト効率を評価してくれることに誇りに思います。これらのメリットは結果としてゲーム開発機器メーカーや特殊効果スタジオの収益の向上につながるでしょう」

アナログ・デバイセズ社 MEMS/センサー事業部担当ヴァイス・プレジデント、マーク・マーティン(Mark Martin)は、次のように述べています。「MEMSモーション・センサーは、その性能がもたらす可能性が広く認められるようになり、次々と新しいアプリケーションに採用されています。最初の採用の波は、自動車の安全システムに採用された1990年代でした。第2波の到来は、2000年代の民生用製品によるものでした。そして今後10年間は、第3の波として、多くの医用機器や産業用計測機器、その他の革新的なアプリケーションにおいて、MEMSセンサーの採用が進むでしょう。エクスセンス・テクノロジーズ社はモーション信号処理の可能性を深く理解しており、同社は当社のiMEMSモーション・センサーが、単にゲーム・プレイの楽しさを向上するだけでなく、実際にキャラクタ自体の開発にも使えることを実証しました」

ハリウッドやゲーム開発において採用されているADIとエクスセンス社の技術
Xsens MVNスーツは、プリビジュアライゼーション・スタジオのザ・サード・フロア社(The Third Floor)によって、「Alice In Wonderland」および「Iron Man2」のアニメーション制作に用いられました。MVNスーツを採用しているハリウッドのその他の視覚効果スタジオとしては、インダストリアル・ライト&マジック社(Industrial Light & Magic)、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス社(Sony Pictures Imageworks)、そして映画「Angels & Demons(邦題:天使と悪魔)」と「Harry Potter and the Half Blood Prince(邦題:ハリー・ポッターと謎のプリンス)」で知られるダブル・ネガティブ社(Double Negative)があります。また、エレクトロニック・アーツ社(Electronic Arts)とギアボックス・ソフトウェア社(Gearbox Software)が、このシステムをビデオゲーム「Borderland(邦題:ボーダーランド)」のキャラクタ・アニメーションに、さらにソニー・コンピュータ・エンターテインメント/ゲリラ・ゲームズ社(Sony Computer Entertainment/Guerilla Games)が「Killzone 2(邦題:キルゾーン2)」にMVNスーツを採用しています。

エクスセンス・テクノロジーズ社について
エクスセンス・テクノロジーズ社は、小型MEMS慣性センサー技術に基づく3Dモーション・トラッキング製品のリーディング・サプライヤです。2000年の創業以来、何千ものモーション・センサーとモーション・キャプチャ・ソリューションを、3Dキャラクタ・アニメーション、リハビリテーションやスポーツ科学、ロボットやカメラの手ぶれ防止向けに開発、提供してきました。顧客には、エレクトロニック・アーツ社、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス社、オスール社(Össur)、ダイムラー社(Daimler)、サーブ・アンダーウォーター・システムズ社(Saab Underwater Systems)、コングズバーグ・ディフェンス&エアロスペース社(Kongsberg Defence & Aerospace)をはじめとする世界各国の企業や機関が名を連ねています。本社はオランダのエンスヘーデにあり、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにオフィスを構えています。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

iMEMSおよびBlackfinはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。その他のすべての商標はそれぞれの所有者の財産です。

注 (1) プリビジュアライゼーションは、映画撮影の前に試験的に映画のシーンを可視化するための手法として定義され、企画立案のために行われます。この手法は手書き、デジタルを問いません。主な目的は、作品のディレクターが、実際の制作コストをかけずに照明、カメラの位置や動き、ト書き、編集などさまざまな演出および美術制作を試みられるようにすることにあります。

アナログ・デバイセズに関するTwitterによる情報提供:http://www.twitter.com/ADI_News

沪ICP备09046653号
感想、意見を送る X
content here.
content here.

感想、意見を送る

閉じる