産業向け初のプログラム可能な組込み三軸MEMS振動センサー「ADIS16223」を発表

製造工場の振動モニタリング向けiSensor®加速度センサー
ADIS16223

東京 (2010年04月28日) -

アナログ・デバイセズ社(NYSE:ADI)は、本日、製造設備の状態を効果的かつ低コストでモニタリングすることを可能にする、広帯域幅対応の三軸組込み振動センサー「ADIS16223」を発表しました。ADIS16223は、製造工場の振動モニタリング向けの小型で高集積、そして低コストのiSensor®加速度センサーです。

今日の製造工場の製造設備において、振動解析は問題を特定する上で重要な役割を担います。不良なベアリングや劣化したギア、緩んだ接続金具、ずれた装置などは、工場の生産性や従業員の安全に深刻な影響をおよぼすことがあるからです。機器の致命的な故障は、工場の操業にとって最悪の事態となるだけでなく、生産性の損失という点で非常にコストがかかることがあります。ADIS16223は製造設備の振動モニタリング向けに、プログラムによる幅広い周波数帯域の選択が可能で、高精度で安全かつコスト効率の良いメンテナンスを必要とする業界のニーズに応えます。

アナログ・デバイセズ社 MEMS/センサー事業部担当ヴァイス・プレジデント、マーク・マーティン(Mark Martin)は次のように述べています。「ADIS16223多軸振動センサーのようなMEMS振動センサーを製造工場において採用することで、振動状態をこれまでよりも早期に検出でき、設備故障の未然防止によるシステム停止時間を短縮することができます。従来、設備管理技術者は信頼性の低い振動スイッチや労力のかかる携帯型モニターで振動モニタリングを行っていましたが、ADIS16223により、容易に振動源を分離でき、より精度の高い診断(対処方法)を実行することができます」

ADIS16223 iSensor加速度センサーは、業界をリードするADIのiMEMS®技術と信号処理、データ収集機能、そして使い勝手のよいSPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェース)とを組み合わせた、三軸デジタル振動センサー・システムです。SPIおよびデータ・バッファ構造により、広帯域幅のセンサー・データも容易に入手することができます。センサーの共振周波数は22kHz、サンプル・レートは72.9kSPS(キロサンプル/秒)なので、機械の状態をモニタリングするアプリケーションに最適となっており、システム・オペレータはコストのかかる損傷を受ける遥か前に、機器摩耗の状態を特定できます。プログラマブル・デジタル・フィルタには、ローパス(低域通過)とバンドパス(帯域通過)構成オプションがあります。

ADIS16223は3軸すべてに±70gのダイナミック・レンジを提供します。22kHzというセンサー共振および72.9kSPSというサンプル・レートは、DC(直流)から10kHzまでフラットな周波数応答を提供し、さまざまな機械の状態モニタリング・アプリケーションに適しています。SPIインターフェースによって可能な構成オプションとしては、ローパスおよびバンドパス・オプションを提供するプログラマブル・デジタル・フィルタ、状況モニタリング/アラーム設定、データ収集バッファ構成制御、組込みセルフテスト・コントロールがあります。ユーザはシリアル・ナンバーおよび装置のIDレジスタにもアクセスできます。データ収集機能には3つの異なるトリガ・モードがあり、モニタリング対象となる機器への直接搭載、いわゆるセンサーのインシステム適応を可能にします。自動データ収集は、プログラマブル・デューティ・サイクルに基づいて、周期的なウェークアップと振動データの収集を可能にします。マニュアル・データ収集モードを使用すれば、ユーザはデータ収集を開始でき、消費電力と読出頻度を最適化できます。イベントによる割り込み収集モードは連続的にバッファをアップデートし、プリセットされたトリガ条件に対してバッファをモニタリングします。このモードはイベントのバッファデータを保管し、割込みによるアラーム指示信号を生成します。さらに、ADIS16223はデジタル温度センサー、デジタル電源測定、ピーク出力収集機能も提供します。

主な機能とメリットについて

  • デジタル高精度アラインメント三軸振動モニタリング機能により、振動レベルおよび振動源のより高精度な測定が可能に
  • プログラマブル・ローパス/バンドパス・フィルタ機能により、アプリケーションの構成、RMS(最小自乗平均)ノイズの低減、そして誤作動アラームの防止が可能に
  • 広帯域幅22kHzまでの共振周波数により、機器の振動プロファイルのシフトをより早期に検出
  • 設定可能な組込みデータ収集機能により、消費電力が節減され、各々の装置の振動モニタリングのチューニングと、モニタリング対象機器への直接搭載によるインシステム化も可能に
  • プログラマブルSPIにより、データ伝送が簡素化され、内部フィルタ機能、状況モニタリング・アラーム、シリアル番号/データIDに容易にアクセス可能。またセンサーのセルフテスト機能も内蔵

価格と供給について
ADIS16223 iSensor加速度センサーは、現在サンプル出荷中で、量産出荷は2010年6月の予定です。ADIS16223は、便利なスタッド実装向けに、フレキシブルなコネクタ・インターフェースおよびねじ穴の付いた、15mm×15mm×15mmのモジュール・パッケージで提供されます。製品は−40°Cから+125°Cの拡張動作温度範囲仕様となっています。単価は、1,000受注時で145ドルです(価格は、米国における販売価格)。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

iSensorおよびiMEMSはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。

アナログ・デバイセズに関するTwitterによる情報提供:http://www.twitter.com/ADI_News

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