SHARCプロセッサ新製品「ADSP-2148X」「ADSP-2147X」ファミリーを発表

競合プロセッサと比較し、33%以上の高処理性能化を実現し 2.5倍の大容量オンチップ・メモリを搭載するほか、消費電力を最大20%低減
高性能を特長とするADSP-2148xと低消費電力が特長のADSP-2147x

高性能を特長とするADSP-2148xと低消費電力が特長のADSP-2147x

東京 (2010年04月08日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、同社の32ビット浮動小数点DSPであるSHARC®プロセッサ製品群を拡張して、 最新製品「ADSP-2148x」「ADSP-2147x」ファミリーを発表しました。高性能を特長とするADSP-2148xと低消費電力が特長のADSP-2147xは、5Mビットという大容量メモリを備え、性能と価格のバランスのとれた製品を取り揃えています。これにより、シングルチップの浮動小数点信号処理の精度を広範囲なアプリケーションに採用でき、携帯機器においても高いシステム機能を実現できます。ADSP-2148xとADSP-2147xプロセッサは従来のSHARCプロセッサ・ファミリーとコード互換性があるため、設計者はADIの開発ツール群を活用し、業界最高性能の32ビット浮動小数点DSPプラットフォームを使用することで、開発の効率化と革新的な設計を実現することができます。

ADSP-2148xファミリーについて
浮動小数点処理性能を活用するには、これまで複数のプロセッサやオフチップ・メモリを搭載するための十分な基板スペースが必要だったため、特定のシステムでしか活用することができませんでしたが、ADSP-2148xファミリーにより、より広範なアプリケーションへ簡単に低コストで浮動小数点処理性能を採用できるようになり、高品位な処理機能が実現できるようになりました。ADSP-2148xプロセッサ・ファミリーは、競合他社の32ビット浮動小数点DSP製品に比べ、33%以上の高処理性能(400MHz)と最大2.5倍という大容量のオンチップ・メモリ(5Mビット)を提供します。この卓越した性能により、ADSP-2148xは、高精細(HD)オーディオやホーム・シアター・アプリケーション、さらにシングルチップによる低価格の浮動小数点精度を必要とする先進的な産業用アプリケーション向けに最適なプロセッサとなっています。

ADSP-2147xファミリーについて
携帯システムやバッテリ駆動システムの設計者は、ADSP-2147xファミリーを採用することにより、浮動小数点処理精度をシステムの消費電力仕様や基板スペース、部品コストにおいて妥協することなく活用できるようになりました。ADSP-2147xプロセッサ・ファミリーは、消費電力が363mW(ティピカル)と競合プロセッサ製品よりも最大20%低減され、最高266MHzの処理性能を提供します。また、最大5MビットのオンチップRAMは、競合他社の浮動小数点DSP製品よりも高い性能とメモリ集積度(平方ミリメートル当たり)を誇り、ターゲット・アプリケーションのニーズに応えます。こういった特長から、ADSP-2147xは、特に低消費電力でかつ高い浮動小数点精度を必要とする携帯機器やドライバ補助システム(Advanced Driver Assistance Systems = ADAS)などのアプリケーション向けに最適です。

先進的なSHARCファミリーの特長について
ADSP-2148xとADSP-2147xプロセッサは、独立した演算ユニットとDMAメモリ・マッピング機能を備えた専用のハードウェア・アクセラレータが特長です。このアクセラレータにより、コアを介在せずにバックグラウンドにおいてFFT/FIR/IIRの各信号処理を実行できるため、より多くの演算能力をコア処理のために使えるようになります。メモリ利用は可変命令セット・アーキテクチャ(VISA)のサポートを介して最適化されているので、命令オペコードのサイズが低減され、メモリ・スペースを最大30%もアプリケーション・コード用に割くことが可能です。

アプリケーションについて
HDオーディオ製品やホーム・シアター・システム向けにクラス最高の価格/性能比を実現
ADSP-2148xプロセッサは、オーディオに特化したペリフェラルと専用のオンチップ・デコーダを搭載し、高性能のオーディオ製品設計を実現します。設計者は、ADSP-2148xを使うことで、機能豊かで価格競争力のあるHDオーディオ製品やホーム・シアター・システムを開発することができます。SHARCプロセッサはプロ・オーディオ市場において洗練された音質と先進的なデジタル・エフェクトを実現し、高い評価を得てきましたが、ADSP-2148xにより、SHARCプロセッサの高性能なアルゴリズム処理を、シングルチップによる低コストの基板実装が必要とされる民生用オーディオ/ビデオレシーバ (AVR)にも適用できるようになりました。

レーダーベースのオートモーティブ・アプリケーション(ADAS)向けに浮動小数点処理性能を提供
ADSP-2147xプロセッサは、クルーズコントロールや死角検出、クロス・トラフィック・アラートなどレーダーを使ったADASを可能にする演算精度を提供し、安全基準の厳しいアプリケーション向けに最適な分解能、マルチターゲット追跡、そしてリアルタイムのシステム応答性を実現します。また、低消費電力と105℃周囲動作温度対応という特長によって、オートモーティブ・アプリケーションに求められる要件を満たします。さらに、ADSP-2147xのコスト競争力のある価格により、オートモーティブ向けパッケージの価格を下げ、顧客からの採用を加速します。

携帯型医用機器向けに低消費電力および高精度処理を実現
低消費電力が特長のADSP-2147xプロセッサは、診療所や救急車、その他の病院外の現場において医療従事者が高度な診断をするための携帯型医用機器向けに最適化されています。ADSP-2147xが駆動する医用機器は、極めて高精度な信号処理を実現し、正確な患者データを提供することで医療従事者が迅速に治療方針を決定するのをサポートします。

超高効率のモータ・コントロール向け
ADSP-2148xプロセッサは、コスト効率の高い次世代モータ・ドライブおよび産業用制御システムの開発に必要となる性能、処理精度、そしてペリフェラルを設計者に提供します。設計者は、ビジュアル開発ソフトウェアを用いて、ダイナミックなシステム制御とより高いエネルギー効率を実現する高度なアルゴリズムを実装できるだけでなく、設計を簡素化し市場投入までの時間を短縮することができます。

アナログ・デバイセズ社 DSP事業部ヴァイス・プレジデント、ジェリー・マクガイヤ(Jerry McGuire)は次のように述べています。「当社が新しいSHARCプロセッサ・ファミリーを市場投入するたびに、SHARCを業界の卓越した浮動小数点プラットフォームとして評価している開発者が革新的な設計を実現するのをこの目で見てきました。ADSP-2148xとADSP-2147xファミリーは、SHARCプロセッサの卓越した浮動小数点処理を新たな設計へと拡大します。これにより、設計者はシステム機能を高め、低コストで小型の製品を開発できるようになります」

パッケージ、価格、供給について
ADSP-2148xファミリーは、176ピンおよび100ピンLQFPパッケージで供給しており、価格は8.20ドルからです。ADSP-2147xファミリーは、12mm×12mm BGAおよび14mm×14mm LQFPを含むパッケージ・オプションで供給しており、価格は7.85ドルからとなっています。価格はすべて10,000個受注時の単価でかつ、米国における販売価格です。いずれの製品もサンプル出荷中です。ADSP-2148xおよびADSP-2147xファミリー向けに、EZ-KIT Lite®評価キットも提供されています。

ADSP-2148xおよびADSP-2147xの詳細は、こちらのページをご覧ください。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

SHARCおよびEZ-KIT Liteはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。ここに挙げたその他の商標はすべて、それぞれの所有者の財産です。

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