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同期にGPS信号を利用する世界初のクロックIC「AD9548」を発表

ケーブル、光ネットワークやワイヤレス基地局のマルチチップ・クロックを高集積の代替技術で置換

東京 (2009年06月12日) -

アナログ・デバイセズ(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、GPS(全地球測位システム)衛星送信による標準1pps(パルス/秒)信号を簡単かつ自由に用いて、通信インフラストラクチャ機器向けにクロック信号の生成と同期を実現する業界初のクロックIC「AD9548」を発表しました。

AD9548クロック発生器/シンクロナイザは、リモート先の光ネットワークやワイヤレスネットワークのノード、ケーブル・インフラストラクチャ、データ通信機器向けに開発された製品です。AD9548を用いることにより、広く活用されている1pps GPS標準信号と同期したクロック信号を生成させるために従来必要とされていた、発振器やフェイズ・ロック・ループ(PLL)、さらにその他のクロック再生回路による専用の通信システムが不要になります。AD9548を採用してGPS信号を活用することにより、低消費電力のタイミング・リファレンス(基準信号)の提供だけでなく、設計プロセスの簡素化と短縮が実現できます。

AD9548はデジタルPLL搭載で、1pps GPS信号をアップコンバージョンし、外部リファレンスに伴う入力時間ジッタすなわち位相ノイズを300フェムト秒まで低減します。クロック配分ブロックは、4個の出力ドライバを提供します。さらに、それぞれのドライバは、1組の差動LVPECL/LVDS(低電圧ポジティブ・エミッタ結合ロジック/低電圧差動信号ロジック)出力としても、シングルエンドCMOS出力ペアとしても、プログラミングできます。4個の出力それぞれが、専用の30ビット・プログラマブル・ポスト周波数分周器を組み込んでいることから、複数の差動出力周波数の生成も可能です。AD9548は、リファレンス・クロック乗算器も集積し、4MHzという低システム・クロック・リファレンスで最高450MHzをサポートします。またAD9548は、最低1mHz(1×10-3)までプログラミング可能なデジタル制御ループ・フィルタとマニュアル設定および自動設定ホールドオーバ回路も内蔵しており、リファレンスの一部またはすべてが失われた場合も、連続して低ジッタで正しい出力クロックを生成します。

価格、供給、補完部品について
表中の価格は、米国における販売価格です。

製品
供給
1,000個受注時の単価
温度範囲
パッケージ
AD9548
出荷中
24.82ドル
-40~+85℃
88ピンLFCSP

補完部品としては、日本で2009年6月8日に発表した「ADCLK854」(LVDS/CMOS出力)や「ADCLK846」(LVDS出力)、「ADCLK954」、「ADCLK946」などのADIのクロック・バッファがあります。また、2009年5月19日に発表した「AD9356」および「AD9357」トランシーバも、AD9548と一緒に用いることで優れた動作性能を発揮します。

ADIのクロック&タイミング製品に関する情報は、こちらのウェブサイトをご覧下さい。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp