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ブロードバンド衛星通信アプリケーション向けに高集積変調器「ADRF6750」を発表

部品点数とシステム・コストを削減し、設計の簡素化を実現

東京 (2009年04月23日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、同社の広範囲なRF IC製品群を拡張し、VSATシステム(very small aperture terminals)などのブロードバンド衛星通信アプリケーション向けに高集積変調器「ADRF6750」を発表しました。ADRF6750変調器は、4個のブロックを1つのチップ内に組み込んでおり、最高レベルの集積度と機能を提供します。

これまでのブロードバンド衛星通信設計では、IF(中間周波数)信号パスを形成するのにさまざまなRF ICが必要でした。そのため、マルチチップによる設計アプローチでは基板面積が大きくなり、システムの複雑化や部材コストの増加につながっていました。ADIのADRF6750変調器は、アナログI/Q直交変調器、フラクショナルN PLL(フェイズ・ロック・ループ)シンセサイザ、VCO(電圧制御発振器)、デジタル制御RFアッテネータ(減衰器)を8mm × 8mmのLFCSPパッケージ内にすべて集積しています。これによりスペースの節約が可能になり、コストの削減と設計の簡素化を実現します。ADRF6750は、ユーザが選択可能なSPI/I2Cシリアル・インターフェースも提供しています。

ADRF6750変調器は、周波数範囲950MHzから1575MHz内において5V単一電源で動作します。PLLにおいて10Hz刻みでのRF周波数の設定が可能になっており、その集積出力アッテネータは1dBステップの分解能で47dBの出力ゲイン・コントロール範囲を提供します。ADRF6750は、出力モニターや出力ディスエーブル・コントロール機能を搭載しています。さらに、ADRF6750変調器は、8.5dBmのP1dBや+21dBmの出力3次インターセプト(OIP3)、-148dBc/Hzのノイズ・フロアといった最高レベルのRF性能を実現します。

供給と価格について
ADRF6750変調器は現在サンプル出荷中で、量産は2009年7月からの予定です。1,000個受注時の単価は5.75ドルです(米国における参考価格)。

全てのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群
ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術を活用して、業界をリードする高性能のRF機能ブロックから高集積シングルチップ・トランシーバ・ソリューションまで、すべてのRFシグナル・チェーンをカバーする最も広範な無線周波数(RF)IC製品群を提供しています。RF機能ブロックには、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)フェイズ・ロック・ループ・シンセサイザ(PLL)、TruPwr?と呼ばれるパワー・ディテクタログアンプ、X-AmpRに代表される可変ゲインアンプ(VGA)、パワーアンプ(PA)やローノイズアンプ(LNA)などのRFアンプ、ミキサー、ダイレクト・コンバージョン変調器と復調器が含まれています。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp