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低消費電力と省スペースを実現する高分解能の新しいMEMS加速度センサー「ADXL346」を発表

最高13ビットの分解能と組込みFIFOが、ホスト・プロセッサのパワー・マネジメントを行い、システム全体の大幅な省電力化を実現

東京 (2009年04月07日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、消費電力やスペースに制約のある機器向けに、デジタル3軸iMEMS®スマート加速度センサー「ADXL346」を発表しました。ADXL346 は、傾き、衝撃、加速度を測定する小型で超低消費電力の高分解能iMEMS®加速度センサー・ファミリーの最新製品です。ADXL346 は、1.8Vという低いプライマリー電源電圧までの動作設計と高分解能(4mg/LSB)が特長で、0.25度という小さな傾きの変化までも測定することができます。

携帯機器、ハンドヘルド計測器などバッテリ駆動の医療用や産業用電子機器では、新しい機能が追加されるたびに、消費電力に一層の負担がかかってきています。また、これらの機器ではより多くの動きを検出する機能の搭載も求められています。ADIのADXL346はこのような要望に対応した消費電力や省スペースを実現する最新の加速度センサーです。

ADXL346は、3mm×3mm×0.95mmという小型フットプリントに、測定範囲が選択可能でかつ完全な3軸「スマート」モーション測定システムを内蔵しています。ADXL346は、動きや衝撃によるダイナミックな加速度だけでなく、重力のような静的な加速度も測定できるため、傾きセンサーとして用いることもできます。デバイスは、出力データレートに比例し、消費電力を自動的に変更できます。インアクティブ状態を自動的に検出し、スリープ・モードに切り替え余分な電力消費を節減するだけでなく、スタンバイ・モードによりさらに電力消費を抑えることもできます。

アナログ・デバイセズ社 マイクロマシン製品事業部プロダクト・ライン・ディレクタ、ビル・マーフィー(Bill Murphy)は次のように述べています。「モーション・センシングは、当初の単なる加速度測定というコンセプトを超えて、今では傾き、衝撃、振動、そして回転までも測定するまでに進化しました。電力消費を最小にしつつ、効率良く測定できるようになったことで、革新的な機能と能力をもった製品の開発が可能となりました」

ADXL346は、オンチップFIFO(First-in First-Out)メモリ・ブロックを特長としています。このメモリ・ブロックにX、Y、Z軸データのサンプル・セットを最大32個まで保存して、ホスト・プロセッサにかかる負荷を軽減します。これにより、ホスト・プロセッサや電力を消費するその他のペリフェラル回路を休ませることができ、システムの消費電力を大幅に低減することができます。この機能を効率良く用いることで、全電力使用量を最高で75%も減らすことができます。

ADXL346について
同じクラスで1.8V電源で動作が可能な競合他社の加速度センサーの場合、最大帯域幅が100Hzであるのに対し、ADIの超低消費電力ADXL346デジタル加速度センサーは、0.1Hzから1600Hzという広い帯域幅から選択できるようになっています。この広い帯域幅により、携帯機器の設計者は、非常に応答性の高いリアルタイムの組込みシステムを構築して、最新のユーザ体験を実現できます。消費電力は帯域幅1600Hzで150μA未満、10Hz以下では25μAにまで節減できます。ADXL346は、動きや衝撃によって生じるダイナミック加速度をユーザが選択できる±2g/4g/8g/16gという範囲で測定が可能です。簡単なレジスタ設定により縦横方向センシング機能も内蔵しています。

ユーザ・プログラマブル・スレッショルド・レベルに加え、いくつかの特別なセンシング機能も、オンチップ・プログラミングできます。アクティブとインアクティブ状態のセンシングは、動きの有無や、いずれかの軸上の加速度がユーザ設定レベルを超えたかどうかを検出します。タップ・センシング機能はシングル・タップとダブル・タップを検出します。自由落下センシングではデバイスが落下中かどうかを検出します。これらの機能は、2個の割り込み出力ピンの1個にマッピングすることができます。ADXL346はI²Cと3線および4線SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェース)デジタル・インターフェースも内蔵しています。

供給について
ADXL346デジタル3軸iMEMS加速度センサーは現在サンプル出荷中で、量産出荷は2009年8月の予定です。ADXL346は3mm×3mm×0.95mmという小型でかつ薄型の16ピンLGAパッケージで供給しており、単価は1,000個受注時で3.04ドルです(米国における参考価格)。

ADIのiMEMS加速度センサー技術について
ADIは、1990年代初めに同社独自特のiMEMS(集積マイクロ・エレクトロ・メカニカルシステム)技術によって、自動車のエアバッグ・システムに革新をもたらしました。ADIのiMEMS加速度センサーは、小型で高信頼性のMEMSセンサー構造を、先進的なシグナル・コンディショニング回路とともにワンチップICソリューションに集積した初のデバイスです。今日ではADIは、1軸、2軸、3軸構成で、ローgまたはハイgセンシング範囲が可能な、業界で最も広範囲な加速度センサー製品群を提供しています。iMEMS加速度センサーは、無数のオートモーティブ、民生用製品、産業用アプリケーションにおける高性能、低消費電力、機能集積や小型化の要求に応えています。ADIのiSensor®加速度センサーは、アプリケーション特定機能やファクトリ・キャリブレーション、プログラミング機能を、すべて単一の小型パッケージに加えるなど先進的な製品を提供しています。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp

iMEMSとiSensorはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。