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携帯型電子機器の消費電流を最適化する超低消費電力3軸IMEMS®デジタル加速度センサー「ADXL345」を発表

携帯電話端末、デジタルカメラ、携帯ゲーム機器などの携帯型民生用電子機器のバッテリ寿命を延長
ADXL345

東京 (2009年01月29日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、消費電力が制約される携帯型民生用機器向けに、3軸デジタルiMEMS®(集積化マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)加速度センサー「ADXL345」を発表しました。ADXL345は、このクラスでは最も低消費電力のデバイスで、競合の3軸慣性センサーと比べて、80%もの省電力を実現しています。また、ADXL345は、オンチップA/Dコンバータ(ADC)を内蔵しているため、ワイヤレス端末、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)などの携帯型アプリケーションにおけるハードウェアの設計を簡素化します。

今日の携帯型民生用電子機器において、数多くの斬新な機能はモーション・センシング技術によって実現しています。民生機器メーカーは、加速度センサーによって人間の動きや位置情報を利用して、ユーザに豊かな経験を提供し始めています。しかし、携帯ゲーム機、携帯電話、デジタル・スチル・カメラなどのバッテリ駆動機器に導入される新しい機能は、消費電力量という大きな負担をシステム設計者にもたらしています。ADIのADXL345は、このような課題の解消に向けた最新の加速度センサーです。

アナログ・デバイセズ社 マイクロマシン製品事業部プロダクト・ライン・ディレクタ、ビル・マーフィー(Bill Murphy)は、次のように述べています。「モーション・センシングは、一連の携帯機器に求められる技術となりました。携帯電話には、健康を気にする消費者向けに万歩計機能を付加し、携帯電話やデジタルカメラは写真が撮られた向きを検出して自動的に縦・横表示を行う機能、モバイル・エンターテインメント機器では手首の動き、振動、回転などといった動きを検出する機能を実現するために、モーション・センシング技術を採用しています。ADIの最新のiMEMS製品となるADXL345は、消費電力と分解能という重要な課題に対応した最新の製品で、電流消費を25μAにまで低減すると同時に、全測定範囲にわたって4mg/LSBの高い分解能を確保します」

ADXL345モーション・センサーは、最大32個のX、Y、Z軸出力データを格納するオンチップFIFOメモリ・ブロックを内蔵しています。これまでのデジタル出力型加速度センサーを用いたシステムでは、加速度センサーの出力データレートに応じて入力データをサンプリングして、システムの動きや加速度の変化に応答する必要性を判断していました。FIFOを使用することで、ホスト・プロセッサがサンプリングの回数を減らすことができるため、システムは余分に電力を消費しなくてすむようになります。通常、ホスト・プロセッサは、システムに割り当てられる電力の75%以上を消費します。ホスト・プロセッサをできるだけ長くスリープ・モードにしておく機能を効率よく活用することで、システム全体の電力使用量を大幅に低減することができます。

ADXL345について
ADXL345 デジタル加速度センサーは、0.1Hzから3.2kHzまでの出力データレートが、デジタルコマンドにより設定可能です。一方の競合デバイスでは、出力データ・レートが100Hz、400Hz、または1kHzの固定となっています。ADXL345を使用することにより、携帯型システムの設計者は、必要な機能に対して精密に電力を割り振り、不用な電力を他の用途向けに活用することができるため、エネルギー消費を効率的に設計できます。また、ADXL345は、運動や衝撃による比較的大きな加速度も測定することができます。10,000gの衝撃定格仕様になっているので、パソコンのハードディスク装置保護などのアプリケーションに最適です。さらに、ADXL345は、全測定範囲にわたって分解能4ミリg/LSB(最下位ビット)を確保していること、閾値設定が可能な割り込み機能、シングル・タップおよびダブル・タップ検出、動作および否動作検出、自由落下検出を特長としています。ADXL345には、I2Cと3線および4線SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェース)デジタル・インターフェースが内蔵され、電圧範囲は1.8Vから3.6Vとなっています。

3軸iMEMSデジタル加速度センサー ADXL345は、現在、サンプル出荷をしており、量産出荷は2009年3月を予定しています。ADXL345は、小型で薄型の14ピンLGAで供給しており、単価は1,000個受注時で3.04ドルです(米国における参考価格)。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp

iMEMSはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。