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CECコントローラとアナログ・インターフェースを集積したディープ・カラーHDMIレシーバ「ADV7604」を発表

  • HDTVの性能とエネルギー・スター規格準拠の対応を強化し、システム・コストを低減
  • 3チャンネルの12ビットADCとオンチップCECを搭載し、ディープ・カラーの精度と電力効率を向上
  • ADV7604

    東京 (2009年01月13日) -

    アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、同社のAdvantiv®アドバンストTVソリューション製品群を拡張して、CEC(民生機器制御)コントローラとアナログ・インターフェースを集積した、業界初のディープ・カラーHDMI™(High-Definition Multimedia Interface™:高精細マルチメディア・インターフェース)レシーバ「ADV7604」を発表しました。このCECを内蔵したディープ・カラーHDMIレシーバ ADV7604は、エネルギー・スター・プログラム(注)・レベルの電力効率で1080pのビデオ性能を提供するように設計されています。競合製品は、色の深みはわずか8ビットもしくは10ビットですが、ADV7604は、12ビットのディープ・カラーHDMIレシーバを3チャンネルの170MHzの12ビットA/Dコンバータ(ADC)と整合させており、アナログ・インターフェースでのディープ・カラー精度をも実現します。また、高集積化により、1080pビデオ性能、低スタンバイ・パワー(待機時消費電力)性能、シームレスな動作、完璧なHDMI受信性能を実現すると同時に、通常必要となる外付け部品を最大5個も削減でき、HDTVの部材費と消費電力を低減することができます。

    アナログ・デバイセズ社 アドバンストTVセグメントのディレクタ、ビル・バックレン(Bill Bucklen)は次のように述べています。「従来のHDTVは、リモコン信号が発せられた時にTVが起動するように、セットが電源オフの状態の時には、TVのメイン・システム・オン・チップ(SoC)は電源投入状態になっていなくてはなりませんでした。しかし、SoCは通常1ワット以上のスタンバイ・パワーを消費するため、新しいエネルギー・スター規格に適合できませんでした。ADV7604は、そのHDMIインターフェース・ドライバ・ソフトウェアにCECバッファとCECコントロール・ソフトウェアを直接組み込みました。これにより、設計者は新しいエネルギー・スター3.0仕様である1ワット以下というスタンバイ・パワーに対応できるようになります。ADV7604では、チップの一部が起動状態のままでCECコマンドを監視するので、HDTVシステムの他の部分が電力を消費することは一切ありません」

    米家電協会(CEA)のデータによると、89%の世帯が、次に購入するTVには、より低消費電力のものを求めています。一方、2008年11月1日に発効された米環境保護庁(EPA)の改訂版エネルギー・スター3.0仕様では、TVとDVDプレーヤのスタンバイ・パワーを3ワットから1ワットに低減することが求められています。この仕様に適合しているTV機種は、わずか25%だけです。エネルギー・スター仕様の消費電力やシステム予算要求に対応するうえで、製品の市場投入の遅れや、コストのかかるシステム再設計をまねいているのは、個別のアナログ・ビデオ・デジタイザ、CECコントローラ、アナログ・マルチプレクサ、HDMIレシーバ、HDMIマルチプレクサといった追加部品です。ADV7604では、節電に加えて、これらの追加部品が不要になるため、コスト削減というメリットも提供します。

    新しいHDMIレシーバADV7604は、HDCP(高帯域幅デジタル・コンテンツ保護)の認証処理機能をオンチップ・サポートしており、不正コピーに対する認証チェックがシームレスに、そして遅延なく行われることを保証します。ADV7604のHDCP認証処理機能は、HDCPプラグフェストの間、完全に試験され、さらにHDCPとHDMIコンプライアンス試験を完了しているので、設計者はこの実証済みのリピータ・ソフトウェア・ドライバを容易にさまざまなシステムへポーティングすることができます。

    ADV7604は、4:1マルチプレクサ入力とCECコントローラを内蔵したディープ・カラーHDMIレシーバとシングルチップ・アナログ・グラフィックス・デジタイザです。1080pまでのすべてのHDTVフォーマットをサポートし、UXGA(60Hz で1600×1200)までのアナログRGBディスプレイ解像度をデジタイズすることができます。ADV7604のHDMI入力には高性能のケーブル・イコライザが搭載されており、最大30メートルのケーブル長まで、最高の画質を提供します。ADI独自のオンチップDPLL(デジタルPLL)が、ビデオやオーディオ・クロックのジッタを最小限に抑えます。これにより、レシーバの性能が改善され、ダウンストリーム・チップ間との高速伝送の信頼性を保証し、プリント回路基板(PCB)のレイアウトを簡素化できます。

    ADV7604のアナログ・インターフェースは、コンポーネントRGBとYPrPbビデオ信号を、デジタルビデオ・ストリームに変換します。HDMIレシーバは、525iから最高1080pおよび1250iまでの広範囲のコンポーネント・ビデオ規格、さらに、他の多くの高精細規格や米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)規格をサポートしています。ADV7604は、8チャンネルのI2Sオーディオをサポートし、S/PDIFデジタル・オーディオ出力、DSD(Direct Stream Digital)やDST(Direct Stream Transfer)インターフェースでのスーパー・オーディオCD(SACD)や圧縮オーディオ・フォーマットまでもサポートします。

    また、ハイ・ビット・レート(HBR)オーディオ・ストリーミング規格もサポートすることで、Dolby® TrueHDやDTS-HD Master Audio™ 、そしてDTS-HD™ High Resolution Audioを含む圧縮ロスレス・オーディオ・フォーマットのパケット受信を可能にします。ADV7604はD端子(米国)およびD1-D5端子(日本)コンポーネント・ビデオ・コネクタ、SCART(欧州)コンポーネント・ビデオ・コネクタを含む、全世界のアナログ接続をサポートします。ADIの完全なソフトウェア・ドライバ・セットを用いれば、設計者はADV7604をどのようなアプリケーションにも容易に組み込むことができます。

    価格と供給について
    ADV7604デュアル・アナログ・インターフェース/HDMIレシーバは現在サンプル出荷中で、量産出荷は2009年2月の予定です。ADV7604は、最新のCMOSプロセスで製造され、260ピンBGA表面実装鉛フリーパッケージで供給されています。温度範囲は–40℃から+85℃の仕様になっています。ADV7604の単価は10,000個受注時で7.95ドルです(米国における参考価格)。

    ADIのAdvantiv®アドバンストTVソリューション群について
    ADIのAdvantivアドバンストTVソリューションは、世界中の主要な民生用電子機器メーカーに採用されています。音質や画質にこだわりをもつユーザは、Advantivソリューションが搭載された最新機器を用いることで、いつでも、どこでも、臨場感のある映像や音声を楽しめるようになります。ADIのAdvantivアドバンストTVソリューション製品群は、薄型高精細テレビ(HDTV)、Blu-ray™ディスク・プレーヤ、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、オーディオ/ビデオ・レシーバ(AVR)、デジタル・スチル・カメラ(DSC)や、HDビデオ・カメラなど、HDホーム・エンターテインメント・システムを構築できます。そして、AdvantivアドバンストTVソリューションは、広範な製品群で構成されており、高性能な機能と多様な特長を、あらゆる民生用電子機器のユーザに見合う価格帯で提供します。

    アナログ・デバイセズについて

    アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp

    (注)エネルギー・スター・プログラム : アメリカ環境保護庁(EPA)が推進する電気機器の省電力化プログラム。日本においても運用が開始されている。

    Advantivはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。その他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。