東京 (2008年08月01日) -
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、業界最高の抵抗許容誤差を持ったデジタル・ポテンショメータ(digiPot)「AD529x」ファミリーを発表しました。AD529xにより、産業用機器や計測機器の設計者は、システム精度改善のためのより厳しい抵抗整合要求に対応できるようになります。AD529xは、産業用制御システム、医用計測機器、その他微細なゲイン・チューニングやオフセット制御、電源のキャリブレーション、ボリューム・コントロールなどを必要とする機器において、精密な抵抗整合機能を提供するため、システム設計者はより正確にレンジ(調整範囲)を設定して、さらに高精度なシステム制御を実現できます。
AD529xファミリーは、高精度のキャリブレーションや許容値整合が必要とされるオープン・ループ・アプリケーションおよびシステム向けに設計されています。同ファミリーは、±15Vという広い電源範囲にわたって1%未満のエンド・ツー・エンド抵抗許容(RTol)誤差を特長とする3個のシングル・チャンネル10ビット・プログラマブルdigiPotで構成されています。これは、最小RTol誤差仕様が20%という競合digiPot製品に比べ、20倍も優れた性能です。AD529xファミリーの業界最高レベルの抵抗整合性能により、ユーザは、最高1024タップという調節機能を活用して、電子回路のより高精度な調節やトリミングを実行でき、全体的なシステム性能を向上させることができます。
AD529xファミリーは、ADIのiCMOS®(産業用CMOS)モジュール方式製造プロセスを採用しています。新製品は、高電圧のCMOS技術とバイポーラ技術の組み合せにより、±10.5Vから±15Vのデュアル電源および21Vから30Vの単一電源動作をサポートします。1024タップの「AD5292」およびピン互換の256タップの「AD5291」は、20倍のプログラマブル・メモリを特長としています。これら2つのデバイスのワイパー設定は、SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェース)互換のポートを介して制御されます。また、デバイスの内部のヒューズが切られ、ワイパー位置は永久に固定されます。デバイスのプログラミングは、簡単なソフトウェア命令によって設定することができ、外部電源は不要になるのでコストやPCB(プリント回路基板)面積を削減できます。1024タップの「AD5293」 も1%未満のRTol誤差と広い電源範囲を特長としています(ただし、メモリは揮発性となります)。
供給と価格について
AD529x digiPotファミリーは現在サンプル出荷中で、14ピンTSSOP(薄型シュリンク・スモール・アウトライン・パッケージ)で供給しています。1,000個受注時の単価は、AD5291が2.29ドル、AD5292が2.62ドル、AD5293が2.55ドルです(いずれも米国における参考価格)。
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp
iCMOSはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。