signals header

Signals+ ニュースレター登録

Signals+はコネクティビティ、デジタルヘルス、モビリティ、スマートインダストリーに関する最新情報をお届けします。

「登録する」をクリックすると、Analog Devices, Inc.およびその子会社からマーケティング情報を受け取ることに同意し、当社のプライバシーポリシーに同意したことになります。プライバシー設定でいつでも配信停止できます。

ありがとうございます。ご登録のメールアドレスにお送りしたメールを確認し、ニュースレター登録を完了させてください。

世界中の人々の生活に影響を与える、画期的なテクノロジーに関する最新情報をタイムリーにお届けします。

閉じる

「自動化」から「自律化」へ - スマート産業用オートメーション・システムを実現する技術

July 08, 2026

産業分野で使用されるシステムは、定型的な作業を自動化することを目的として進化してきました。そのオートメーション・システムは、あらかじめ定義された機能しか実行することができません。ただ、現在ではその状況が変化しつつあります。「自動化」から「自律化」への転換が進みつつあるのです。最近では、動的に変化する現実の環境において、感知/推論/行動をリアルタイムに実行できるシステムが求められるようになりました。つまり、フィジカル・インテリジェンスに対応するシステムが必要とされています。その代表的な例が人型ロボット(ヒューマノイド)です。ヒューマノイドは、上記の変化について理解するための格好の材料になります。オートメーションにおける非常に複雑な課題が、要求の厳しい単一のプラットフォームに凝縮されているからです。

ここでは、アナログ・デバイセズのFiona Treacyによる講演のビデオを紹介します。この講演では、AIの普及とヒューマノイド開発の進展によって、産業分野の情勢がどのように作り替えられているのかを説明しています。また、それらのイノベーションと産業用オートメーションのエコシステムを結び付けて解説しながら、より適応性が高い協働ロボットや柔軟性の高い製造システムの実現に、それらのイノベーションがどのように寄与するのかにも触れています。

登壇者

  • Fiona Treacy アナログ・デバイセズ サステナブル・オートメーション事業部門 マネージング・ディレクタ

ビデオの各章

AIがもたらした変化


AIが普及したことで、私たちが作るものに変化が生じました。それだけでなく、その作り方や作る場所にも変化が及んでいます。ローカライズやパーソナライズが施された製品に需要が移行しつつあるなか、製造事業者は適応性と持続可能性を高めていかなければなりません。そのためには、工場のアーキテクチャを見直し、ロボットを導入し、柔軟性を重視した設計を行う必要があります。このビデオでは、ヒューマノイドを例にとってこの変革について考察しながら、そのような技術トランジションで起こる複雑なシステム・エンジニアリング上の問題解決によって、どのようにフィジカル・インテリジェンスの次の時代の扉が開かれるのかについて触れています。

イノベーションの加速


従来、自動化の機能は柔軟性のない階層構造をベースとして実現されていました。しかし、AIの導入が進んだことにより、より適応性の高いモデルを使用した設計が可能になりました。製造フロアの全体にインテリジェンスを展開することができれば、システムはより俊敏なものへと変化していくでしょう。現在、センシングやアクチュエーションを実現するシステムは、分散型かつ時間同期を前提とする構成へと移行しつつあります。このビデオをご覧いただけば、そうした移行がどのように機械の動作を再定義し、新たな能力を引き出し、フィジカル・インテリジェンスの基盤を築いていくのかを理解できます。

ヒューマノイドに必要なブレイクスルー


ヒューマノイドの外見からは、非常に先進的なものだという印象を受けるかもしれません。しかし、現状のヒューマノイドによって実現できることは、依然として単純かつ限定的なタスクをこなすことにとどまっています。その動作の多くは、真のインテリジェンスではなく、ハードコーディングされたロジックによって制御されているからです。重要なのはヒューマノイドの外見ではなく、その中身で真のブレイクスルーを起こすことです。ヒューマノイドの内部では、様々なセンサー、アクチュエータ、演算機能を組み合わせます。そして、継続的なリアルタイム制御を担うループにより、それらを密に連携させなければなりません。更に、感度が高く、非常に器用なロボット・ハンドを組み合わせることでシステム全体が実現されます。このようなシステムこそが、フィジカル・インテリジェンスの基盤になります。機械で実行可能なことは、エッジで稼働する分散型のシステムによって再定義されます。

拡大する投資対象


真の機会は、ロボットそのものを超えて拡大しています。ロボットの導入が進むごとに、工場のシステムのアップグレード、業務のデジタル化、製造フロア全体へのインテリジェンスの展開に対し、大規模な投資が行われていくでしょう。フィジカル・インテリジェンスはより広範なエコシステムを変革している一方、半導体需要の新たな波を解き放っています。このビデオでは、そのあたりの仕組みについて解説しています。

講演全編


「自動化」は「自律化」へと進化しつつあります。そして、自律化はあらゆるレベルにおける適応性、レジリエンス、リアルタイム対応のインテリジェンスによって実現されます。講演全編を収めたこちらのビデオをご覧いただければ、分散型の組み込みインテリジェンス(機器に組み込まれた知能)によって、機械やシステム、そして製造フロアがどのように変革されるのかを一層深く理解することができます。更に、その変革がどのように実現されるのか、そしてなぜ半導体が“次に来るもの”の中核にあるのかについて、洞察を深めることもできます。ぜひご視聴ください。

ロボットの未来を支えるアナログ・デバイセズの技術については、「ヒューマノイド・ロボット・ソリューション」のページをご覧ください。

このビデオはGSA(Global Semiconductor Alliance)から提供され、同団体からの許可を得て公開しています

このビデオに関する権利はGSAに帰属します。