SmartMesh IPオンチップSDK
SmartMesh IPオンチップ・ソフトウェア開発キット(オンチップSDK)は、SmartMesh IPモート(ワイヤレス・ノード)で実行するCコード・アプリケーションの開発を可能にします。SmartMesh IPモートには、Micrium社のµCOS-IIリアルタイムOSを実行するARM Cortex-M3マイクロプロセッサが組み込まれています。オンチップSDKを使用すれば、外部マイクロプロセッサを使わずにアプリケーション・コードを短時間で容易に開発することができます。
オンチップSDKにより、アプリケーションは以下を実行できます。
- ペリフェラルの読み出しと制御 – 汎用入出力(GPIO)ピン、アナログ・デジタル・コンバータ(ADC)入力、ユニバーサル非同期レシーバ/トランスミッタ(UART)、シリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)のマスタ、I2C(Inter-Integrated Circuit)マスタ、1線式のマスタ
- データ処理 – (ネットワーク・エッジでの)統計解析、ローカルな意思決定と制御など
- ワイヤレス・メッセージの送受信 – SmartMesh IPワイヤレス・メッシュ・ネットワークを使用
ネットワーク・スタックの開発が不要
ネットワークの接続性とサービス品質をSmartMesh IPのプロトコル・スタックが引き受けます。標準的な「chip and stack」ソリューションと異なり、SmartMesh IPスタックがコンパイル済みライブラリとして供給され、99.999%を超えるデータ信頼性と10年を超えるバッテリ寿命を提供します。
開発環境
- SmartMesh IPスタータ・キット –DC9000B、DC9021Aなど
- ARM用IAR Embedded Workbench – IARから直接入手可能
- IARデバッグ・プローブ(オプション) – IAR I-jet、IAR J-linkなど。JTAG/SWDを使用したインサーキット・デバッグ(ブレークポイント、変数検査など)用
DustCloud Developer Community
DustCloud Developer Communityは、SmartMesh IPソリューションでのアプリケーションを開発するユーザーのための対話型フォーラムです。オンチップSDK(および他のソフトウェアのリファレンス・デザイン)に関する詳細なドキュメント、ソース・コード例、開発者ディスカッション・フォーラムで構成されています。
DustCloud Developer Community(www.dustcloud.org)をご覧ください。
関連製品:
LTC5800-IPM SmartMesh IP Mote-on-Chip (QFN)
LTP5901-IPM SmartMesh IPモートのチップ・アンテナ付きPCBモジュール
LTP5902-IPM SmartMesh IPモートのアンテナ・コネクタ付きPCBモジュール