Potentiometer: ポテンショメータ

Potentiometerとは

意味

ポテンショメータ(別名:ポットまたは電子ポット)は、ワイパーが抵抗素子の一方の端から反対の端までスイープする可変抵抗で、結果としてワイパーの位置に比例する抵抗値になる。

ポテンショメータはどのように動作するか?

ポテンショメータ

ポテンショメータには、図中の緑、赤、および青で示した3つの端子がある。赤のワイパーを調整して、他の2つの端子との間の抵抗値を変化させることができる。緑と赤の間の抵抗値を増大させることによって、赤と青の間では抵抗値が減少する。緑と青の端子間の抵抗値は一定のままである。

ポテンショメータの記号は抵抗の記号に可変ワイパーを表す矢印を付けたもの

ポテンショメータの記号は抵抗の記号に可変ワイパーを表す矢印を付けたもの

A型ポテンショメータとB型ポテンショメータの違いは何か?

ワイパーの位置と抵抗値の間の関係は「テーパー」と呼ばれ、リニアまたは対数のいずれかである。リニアテーパーでは、抵抗値はワイパーと端子の間の距離に比例する。対数テーパーでは、一次関数ではなく対数関数として変化する抵抗値を作り出すために、抵抗素子のサイズまたは材質のいずれかを一方の端から反対の端にかけて不均一にしてある。

リニアテーパーと対数テーパーを区別するために、メーカーによって文字符号が付けられる。米国およびアジアのメーカーは、通常は対数を表すA型またはリニアを表すB型をポテンショメータに付与している。欧州のメーカーは逆の場合が多く、AがリニアでBが対数を表す。

どんな種類のポテンショメータが必要か?

機械式ポテンショメータを使用する場合、ワイパー位置は手動で調整される。多くの場合、デジタルポテンショメータを使用する方が有利で、完全に仕様の規定が可能かつ再現性のある分解能を提供するためにワイパー位置がデジタル制御される。機械式ポテンショメータとデジタルポテンショメータの詳細については、アプリケーションノート3484 「メカニカルポテンショメータをデジタルポテンショメータにアップグレードする方法」を参照。

ポテンショメータは、テーパー、両端間の抵抗、およびサイズによって異なる。また、デジタルポテンショメータはステップ数、制御インタフェースの種類、およびワイパーメモリが揮発性か不揮発性かによっても異なる。特定のアプリケーション用にポテンショメータを選ぶ方法の詳細については、アプリケーションノート4101 「デジタルポテンショメータの機能の差別化」を参照。

参照:

同義語

Pot
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