LDO: 低ドロップアウト・レギュレータ
LDOとは
意味
低ドロップアウト・レギュレータ(LDO)は、入力電圧をレギュレーションし、必要とする規定の出力電圧を、入力と出力の電圧差(ドロップアウト電圧)を小さく保ちながら実現する電圧レギュレータです。電圧リファレンス、誤差アンプ、帰還分圧器、および直列パス・エレメントから構成され、高い電源変動除去比(PSRR)と低いノイズ特性を実現します。携帯機器やバッテリ駆動機器などの電源回路で広く使用されています。
主な特長
- 低ドロップアウト電圧(一般的に200mV以下)により高効率を実現
- 入力電圧の変動を抑制する優れたPSRR特性
- 低ノイズ特性
- 過渡応答特性の最適化が可能
- 熱保護や電流制限などの保護機能を内蔵
主な用途
- バッテリ駆動機器(スマートフォン、タブレットなど)
- RF/無線機器(Bluetooth、WiFi製品)
- DSP/マイクロプロセッサの電源
- ポストレギュレーション(スイッチング電源のノイズ除去)
- PMIC(Power Management IC)システム
- ポータブル電子機器
キーワード
低ドロップアウト・レギュレータ、リニアレギュレータ、電圧レギュレータ、LDOレギュレータ同義語
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