EVAL-LTC7897-AZ

製品概要

評価用回路EVAL-LTC7897-AZは、LTC^®7897（140V、低I_Q、プログラム可能な5V～10Vゲート・ドライブを備えた同期整流式降圧コントローラ）を搭載しています。スプリット・ゲート・ドライバにより、FETのオン／オフを簡単に調整できます。ユーザによる調整が可能な、適応型およびスマート対応のデッド・タイム制御モードを利用することで、最適なゲート・タイミングを実現できます。更に、低I_Q、最大2.5MHzのスイッチング周波数（プログラムまたは同期可能）、スペクトラム拡散、28ピン小型（4mm x 5mm）QFNパッケージを特徴としています。これらの特徴により、産業、軍事、医療、通信システムを含む幅広いアプリケーションが可能になります。

EVAL-LTC7897-AZは16V～100Vの入力電圧範囲で動作し、12V、20Aの出力を生成します（ユーザ・ガイドの図8を参照）。LTC7897には高精度電圧リファレンスが備わっているため、動作条件の全範囲にわたり許容誤差2%の出力電圧を提供できます。EVAL-LTC7897-AZは200kHzのスイッチング周波数に設定されているため、回路は小型で効率的です。このコンバータは、最大動作V_INで負荷が20Aのときに93%を超える効率を達成し、ピーク効率は96%を超えます。

LTC7897は0.8V～135Vの出力電圧をサポートします。この評価用回路は150V FETを使用して設計されています。同様のフットプリントを持つ様々なFETに置き換えることで、幅広いアプリケーションへの対応が可能になります。

EVAL-LTC7897-AZは、12Vの出力を生成できる、高性能で費用対効果に優れたソリューションです。LTC7897の特長とその動作、およびアプリケーションの詳細は、この部品のデータシートに記載されています。EVAL-LTC7897-AZのユーザ・ガイドと併せて、LTC7897のデータシートも参照してください。

この回路ボードの設計ファイルは、www.analog.com/jpから入手できます。