製品概要
機能と利点
- 動作入力電圧:5.6V~65V
- CISPR 32クラスBの低EMI放射
- 最大7A(最大連続)および8A(ピーク・トランジェント)の出力電流を供給
- パルススキッピング・モード、Burst Mode、スペクトラム拡散、外部周波数同期用の設定可能なSYNCピン
- オプションの過渡応答回路
- 最適化されたPCBレイアウト
製品概要
デモ回路EVAL-LT8647-AZは、LT8647を搭載した、スペクトラム拡散周波数変調付きの65V、7A、マイクロパワー同期整流式降圧Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)です。このデモ用ボードは、5.6V~65Vの入力で5Vの出力を供給するように設計されています。入力範囲が広いため、工業用電源などの様々な入力源で使用できます。LT8647は、超低放射、高効率、高速のコンパクトな同期整流式モノリシック降圧スイッチング・レギュレータです。電源スイッチが内蔵されており、必要な全回路が含まれているため、部品数が少なく、ソリューション・サイズが小型です。特殊なSilent Switcherアーキテクチャによって電磁干渉(EMI)と電磁環境適合性(EMC)放射が最小限に抑えられており、選択可能なスペクトラム拡散モードでEMI/EMC性能を更に改善することができます。Burst Mode®動作での2.5μAの超低静止電流により、超軽負荷で高効率を実現できます。最小オン時間が40nsと高速であるため、高いVIN から低いVOUTへの変換を高い周波数で実行できます。
LT8647のスイッチング周波数は、発振器抵抗または外部クロックにより、200kHz~2.2MHzの範囲でプログラムすることができます。デモ回路EVAL-LT8647-AZのデフォルト周波数は2MHzです。このデモ用ボードのSYNCピンは、デフォルトでは低リップルのBurst Mode動作用にグラウンド(JP1のBURST位置)に接続されています。JP1シャントを動かすことにより、スペクトラム拡散モードとパルススキッピング・モードから選択することができます。外部クロックと同期するには、JP1をSYNCに動かし、外部クロックをSYNC端子に入力します。
LT8647のデータシートには、部品、動作、および用途の詳細が記載されています。このデータシートは、デモ回路EVAL-LT8647-AZのデモ・マニュアルと併せて参照してください。LT8647は、熱抵抗を低くするための露出パッドが付いた3mm × 6mmフリップチップ2クワッド・フラット・ノーリード(FC2QFN)パッケージとして組み立てられています。低EMI動作と最大の熱性能を実現するためのレイアウトに関する推奨事項は、データシートの低EMIプリント回路基板(PCB)レイアウトに関するセクションと、熱に関する考慮事項のセクションに記載されています。
この回路基板の設計ファイルは、アナログ・デバイセズの設計支援サイト(製品評価用ボードおよびキット)から入手できます。


