EVAL-ADE5169

ADE5166/ ADE5169/ ADE5566/ ADE5569は、アナログ・デバイセズの電力量計用IC（ADEシリーズ）で、アナログ・フロントエンド、固定小数点機能DSP、機能強化された8052 MCUコア、および完全なRTC、LCDドライバ、LDC表示器を持った電子電力量計を作るにあたり必要な周辺機能全てが1デバイスに集積されています。 ADEシリーズの計測コアは、有効/無効/皮相電力量などの計算、および電圧/電流のrms計測を含んでいます。これは、電力量の分析が内蔵されているため電力料金用としてすぐに利用できることを意味します。電力量計測用のDSPには、電力線にまつわる、SAG、ピーク、ゼロクロスなどの監視機能も含まれており、電力量計の設計が簡単に行えます。

マイクロプロセッサは、機能的には、シングル・サイクルの8052コア、電源バックアップピンを伴った完全なRTC、SPIまたはI²C^®インターフェース、2つの独立したＵＡＲＴインターフェースを含んでいます。ADEコア用に用意されている情報で、必要とするプログラムノメモリ・サイズを低減し、込み入った設計を16kBまたは62kBのフラッシュ・メモリ内に簡単に作ることができます。

この評価用キットは、ユーザが、ファームウェアの開発をする必要なくLabviewソフトウェアを使って、電力量計の性能とRTCを評価できるようになっています。この評価用キットは、内蔵された開発環境（IAR）のキックスタートによってサポートされており、ユーザーは評価用ボード上でコードの開発およびデバッグが可能となっています。アイソレートされたUSBからUARTへの変換によってIARインターフェースでインサーキット・デバッグが可能で、ICへのコードのダウンロードも可能です。またアイソレートされたUSBからUART変換は、例えばPCへの開発通信ドライバのためのアイソレートUARTも提供します。もしユーザがLCDを用意しているならば、LCDドランバーの性能を評価するために、これを評価用ボードに接続することが出来ます。