AD7776
製造中止10ビットA/Dコンバータ、高速、CMOS、1、4、8チャンネル
製品の詳細
- 1チャンネル(4チャンネル/AD7777、8チャンネル/AD7778)
- 高速10ビットA/Dコンバータ:2.5μs(min)変換時間
- 単電源動作:5V
- ハーフ・スケール変換のオプション
- 高速インターフェース・ポート
- パワーダウン・モード
AD7776/AD7777/AD7778は、高密度のハードディスク・ドライブに組み込まれるリード/ライト・ヘッド位置決めサーボでの使用を意図した高速、マルチチャンネルの10ビットA/Dコンバータ(ADC)ファミリーです。単電源アプリケーションでの使用に最適な独自の入力シグナル・コンディショニング機能を備えています。AD7777(4チャンネル・バージョン)とAD7778(8チャンネル・バージョン)に内蔵のコントロール・レジスタでビットを設定し、入力チャンネルを個別にサンプリングするか、任意に選択した2チャンネルを同時にサンプリングできます。各バージョンで仕様規定する入力信号レンジは、VBIAS±VSWINGです。ただしRTNピンをたとえば2Vにバイアスすると、アナログ入力信号レンジはすべての入力チャンネルで0~+2Vになります。詳細については、データシートの「アナログ入力電圧範囲の変更」のセクションで説明しています。VBIAS電圧はグラウンドからのADCのミッドポイント・コードのオフセットで、ユーザーは内部電圧リファレンス(REFOUT)を使用するか、またはREFINに電圧リファレンスを外付けする方法で電圧を供給します。ADCのフルスケール・レンジ(FSR)は2VSWINGに等しく、VSWINGの公称値はREFIN/2に等しい数値です。さらに、ハーフスケール変換モードの設定時にはREFINの値を変換し、チャンネル・オフセットの計測が可能になります。
コントロール・レジスタへのデータのロードとADCレジスタからの読み出し動作、チャンネル選択、および変換開始は、マイクロプロセッサの制御によって実行します。各ADCは2の補数コード出力で、10ビット・データ・ポートおよび標準的なマイクロプロセッサ制御ラインを通して標準の16ビットMPUバスに容易にインターフェースします。
AD7776/AD7777/AD7778は、高精度のバイポーラ回路と低消費電力のCMOSロジックを集積化する最新のミックスド技術プロセスであるリニア・コンパチブルCMOS(LC2MOS)プロセスにより製造されています。AD7776には24ピンのSOICパッケージ、AD7777には28ピンDIPと28ピンSOICの2種類のパッケージ、AD7778には44ピンのPQFPパッケージがそれぞれ用意されています。
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。