10BASE-T1S E2Bによるオートモーティブ・イーサネット・コネクティビティ

オートモーティブ・イーサネット・コネクティビティは、オートモーティブ設計の新しいゾーン・アーキテクチャを実現する鍵であり、パーソナル化、自律化、電動化といったオートモーティブの大きな流れを支えるものです。イーサネットは、多くの産業において基幹ネットワークのコネクティビティを確保するための一般的な技術となっており、オートモーティブの世界でも不可欠な技術となりつつあります。

既存のオートモーティブ・アーキテクチャでは、エッジ・ノードのコネクティビティはイーサネットを用いない従来型のネットワークで提供されています。システムがイーサネット・コネクティビティおよび集中処理を基盤とするゾーン・アーキテクチャに移行するのに伴い、従来型ネットワークのエッジ・コネクティビティを維持管理するために、イーサネットからこれら従来型ネットワークへの橋渡しをするゲートウェイが必要となります。しかし、この橋渡しをすることで、複雑さ、遅延、非柔軟性、システムの拡張や再利用の困難性などが増加してしまいます。

イーサネットをエッジ・ノードに至るまで維持管理すればこの橋渡し機能をなくすことができ、タイム・センシティブ・ネットワーキング(TSN)を利用して十分に最適化されたイーサネット・アーキテクチャを実現し、高品質のサービスや、動的ネットワーク作成のためのアドレスベースの柔軟なルーティングが提供できます。物理層の幅広いポートフォリオが用意されているため、どのような状況でも最適なソリューションが可能です。

10BASE-T1S E²B(イーサネットtoエッジ・バス)

10BASE-T1Sマルチドロップ・リンクを選択すると、ケーブルのハーネス設計を最適化すると同時に上述の利点を得ることができます。アナログ・デバイセズのE2B(イーサネットtoエッジ・バス)による10BASE-T1Sの低複雑性イーサネット実装は、エッジ・ノードでのMCUを不要とすることで設計プロセスを簡素化します。

E2Bノードは、高度に最適化されながらも柔軟性を保持した、ハードウェアベースの10BASE-T1Sイーサネット・エッジ・ノードで、エッジ・センサーやアクチュエータへのイーサネット接続に理想的です。E2Bは、より大きなイーサネット・アーキテクチャ全体にシームレスに適合し、他の10BASE-T1S準拠製品と同じバスで使用できます。

E²Bの利点

Icon of a large cube influencing a group of smaller cubes

新たなアーキテクチャを増強できる

エッジへのイーサネットにより、プロトコルを従来のネットワークに変換する必要がなくなります。

e2b-centalizes-software-icon

ソフトウェアを集中化できる

エッジ・ノードから中央処理装置にソフトウェアを移行することで、ソフトウェア開発と適合化の作業を軽減できます。

Icon of an arrow traversing a maze in a straight line

システムの複雑さを軽減できる

エッジ・ノードにハードウェアをフル実装することで設計が簡素化され、ソフトウェアの集中化によって新たなシステムの可能性が開かれます。

Icon of a currency symbol inside a down pointing arrow

システム・コストが節約できる

eBOM、ソフトウェア開発、維持管理、適合化に伴うコストを節減できます。

アナログ・デバイセズの新たなE²B 10BASE-T1S技術

エッジに至るまでのオートモーティブのイーサネット・コネクティビティがアナログ・デバイセズの新たなE2B 10BASE-T1S技術によってどのように最適化されるのかをご紹介します。このデモ動画をご覧いただくことで、E2Bによって複数の車載アプリケーションへのイーサネット・コネクティビティがどのように簡素化され、ゾーン・アーキテクチャからの展開がどのように促進されるかをご理解いただけると思います。

ビデオを視聴して詳しく知る

ADI engineer explains the E2B concept at ADI's Catalyst Centre
Diagram of automotive zonal architectures

10BASE-T1S:オートモーティブ通信に必要とされる理由

オートモーティブ・イーサネット・コネクティビティは、拡張可能性、堅牢性、十分に開発された安全性とセキュリティのビルディング・ブロック、および複雑な車載ネットワーク全体の管理を容易にする深く理解されたOSIモデルなどが備わっていることから、オートモーティブ産業のゾーン・アーキテクチャを実現する鍵となっています。IEEEの新たな10BASE-T1S規格がオートモーティブ・イーサネットのエコシステムに欠けている機能をどのように提供するかを説明します。

10BASE-T1Sの利点を知る

Futuristic self-driving van moving through a modern city

自動車の現実世界とデジタル世界をつなぐアナログ・デバイセズのコネクティビティ・ソリューション

パーソナル化、自律化、コネクティビティ、電動化といったオートモーティブの大きな流れが、運転操作感を大きく向上する新たな機能やアプリケーションを急速に採用する原動力となっています。このウェブキャストでは、アナログ・デバイセズの専門家たちが、自動車における現実世界とデジタル世界をつなぐアナログ・デバイセズの技術を解説します。

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