航空宇宙・防衛での高信頼性プログラム

最大800μVのオフセット電圧、2μV/℃のオフセット電圧ドリフト、25pA以下の入力バイアス電流、低入力電圧ノイズにより、1GΩまでのソース・インピーダンスのDC精度を保ちます。アンプ当たり800μAの低電源電流で、1.8MHzのユニティ・ゲイン帯域幅、－93dBのTHD（10kHz）、3V/μsのスルーレートを実現しています。

アプリケーション

• バッテリ駆動の高精度計測器
• フォトダイオード用プリアンプ
• アクティブ・フィルタ
• 12ビット～14ビットのデータ・アクジション・システムで
• 医療機器
• 低消費のリファレンスと安定化電源

AD822-EPは防衛および宇宙航空アプリケーション（AQEC）をサポートします。

AD5304/AD5314/AD5324は、8ビット、10ビット、12ビットのバッファ付き電圧出力のクワッドDACであり、10ピンMSOPパッケージと10ピンLFCSPパッケージを採用しています。これらのデバイスは、単電源2.5V～5.5Vで動作し、3Vで500µAの消費電力です。内蔵出力アンプは、レールtoレールの出力振幅を可能にし、0.7V/µsのスルーレートを達成します。この製品は3線シリアル・インターフェースを使用しており、最大30MHzのクロック・レートで動作し、標準のSPI^®、QSPI™、MICROWIRE™、DSPなどのインターフェース規格と互換性を備えています。 

4個のDACに対するリファレンスは、1本のリファレンスピンから供給されます。すべてのDAC出力は、ソフトウェアLDAC機能を使って同時に更新することができます。このデバイスは、パワーオン・リセット回路を内蔵しており、この回路がパワーアップ時にDAC出力を0Vにするので、デバイスに対する有効な書込みが行われるまでこの0Vを維持します。また、デバイスの消費電流を5Vで200nA（3Vで80nA）に削減するパワーダウン機能も内蔵しています。 

これらのデバイスは、通常動作での消費電力が小さいため、ポータブルなバッテリー駆動の装置に最適です。消費電力は、5Vで3mW、3Vで1.5mWであり、パワーダウン・モードでは1µWに減少します。 

アプリケーション

• 携帯型バッテリ駆動の計測機器
• ゲインとオフセットのデジタル調整
• プログラマブルな電圧源と電流源
• プログラマブルな減衰器
• 工業用プロセス制御

AD9650は、デュアル、16ビット、25MSPS/65MSPS/80MSPS/105MSPSのA/Dコンバータ（ADC）で、最大入力周波数300MHzまでの高周波、高ダイナミックレンジの信号をデジタル化できるように設計されています。

デュアルのADC コアはマルチステージの差動パイプライン・アーキテクチャを採用し、出力誤差補正ロジックを内蔵しています。各ADCは、広帯域、差動サンプル・アンド・ホールド・アナログ入力アンプを備えており、設計考察を容易にするための内蔵電圧リファレンスは共用しています。デューティ・サイクル・スタビライザは、ADCへのクロック・デューティ・サイクルの変動を補償して、コンバータの優れた性能を維持します。

ADCの出力データは、2つの外部16ビット出力ポートに直接、あるいは1つの16ビット・バスにマルチプレクスして出力できます。これらの出力は1.8VCMOSまたはLVDSのどちらかに設定することが出来ます。

柔軟なパワーダウン・オプションは、必要に応じて大幅な省電力を可能にします。

セットアップと制御の設定は、3線のSPI互換シリアル・インターフェースを介して行います。

AD9650は、64ピンLFCSPパッケージを採用し、−40℃～+85℃の標準工業用温度範囲にわたって仕様規定されています。

製品のハイライト

1. 低パワーのアナログ入力でのSFDR性能を向上させるためのディザー・オプションを内蔵
2. 独自の差動入力により、最大300 MHzまでの入力周波数で優れたSNR性能を維持
3. 単電源1.8Vの動作と、別のデジタル出力ドライバ用電源は1.8VCMOSあるいはLVDS出力に対応
4. 標準シリアル・インターフェース（SPI）は、データ・フォーマット（オフセットバイナリ、2の補数またはグレー・コード）、クロック・デューティ・サイクル・スタビライザ（DCS）の有効化、パワーダウン、テストモードなど各種製品の機能をサポート
5. AD9268と他のデュアルADCファミリ（AD9269、AD9251、AD9231、AD9204）とピン互換。これによって、簡単に分解能及び帯域幅の変更が可能

アプリケーション

• 工業用計測機器
• X線、MRI、超音波機器
• 高速パルス・アクイジション
• 化学、スペクトル分析
• ダイレクト・コンバージョン受信器
• マルチモード・デジタル・レシーバ
• スマート・アンテナ・システム
• 汎用ソフトウェア無線

ADXRS646は優れた振動除去機能を持つ高性能な角速度センサー（ジャイロセンサー）です。高性能ジャイロスコープの場合、一般に広く認められている係数はバイアス安定性ですが、実際のアプリケーションでは、振動感度がより重要な性能上の制約となることが多く、ジャイロセンサー選択にあたり考慮する必要があります。ADXRS646は、12°hr（typ）という低バイアス・ドリフトに加えて、優れた振動耐性と加速度除去機能も提供することで、衝撃と振動が存在する苛酷な環境でのレート・センシングを可能にします。

ADXRS646はアナログ・デバイセズで特許収得した量産向けBiMOS表面マイクロマシン・プロセスを用いて製造されています。斬新で、差動のクワッド・センサ設計によって、優れた加速度および振動除去機能を提供します。
出力信号、RATEOUTはパッケージの上面の垂直軸に対する角速度に比例した電圧となります。計測範囲は±250°/秒（min）で、出力は、供給されるリファレンス電圧に対して、レシオメトリックとなっています。動作にはその他外付けコンデンサは不要です。

補償技術にための、温度出力が提供されます。2つのデジタル自己テスト入力は、センサーおよびその信号処理回路の両方の適切な動作をテストするために、電子機械的にセンサーを励起します。

ADXRS646は、7mm×7mm×3mmのBGAチップ・スケール・パッケージを採用しています。

アプリケーション

• 工業用アプリケーション
• 厳しいメカニカル環境
• プラットフォーム安定化制御

ADG719はモノリシックCMOS SPDTスイッチです。このスイッチは、サブミクロンCMOS製造プロセスに基づいて設計されており、低消費電力であるにもかかわらず高速なスイッチング・スピードと小さいオン抵抗、低い漏れ電流を提供します。

ADG719は、1.8V～5.5Vの単電源範囲で動作することができますので、アナログ・デバイセズの新世代のDACやADCと共にバッテリ駆動の計測器に使うには最適な製品となっています。

ADG719の各スイッチはオン状態で、両方向に等しく導通します。ADG719は、ブレーク・ビフォア・メークのスイッチング動作を行います。

斬新なサブミクロン・プロセスを使っているため、－3dB帯域幅200MHzを超える性能を達成しています。

ADG719は6ピンSOT-23パッケージと8ピンMSOPパッケージを採用しています。

ADG719-EPは、防衛および宇宙航空アプリケーションをサポートします。

製品のハイライト

1. 単電源動作：1.8V～5.5V。ADG719は、低いオン抵抗と高速なスイッチング時間などの、高性能を提供し、3Vおよび5V電源で、完全仕様化され保証されています。
2. 非常に低いオン抵抗（5Vで4Ω（max）、3V時では10Ω（max））。1.8V動作時では、R_ONは全温度範囲にわたって40Ω（typ）です。
3. 車載温度範囲：－40℃～＋125℃
4. オン抵抗の平坦性（R_FLAT(ON)）：0.75Ω（typ）
5. －3dB帯域幅：200MHz以上
6. 低消費電力。CMOS構造のため低消費となっています。
7. 高速のオン / オフ時間（t_ON / t_OFF）
8. 小型6ピンSOT-23と8ピンMSOPパッケージを採用

アプリケーション

• バッテリ駆動のシステム
• 通信システム
• サンプル＆ホールド・システム
• オーディオ信号の経路指定
• ビデオのスイッチング
• 機械式リード・リレーの置換え

ADuM1200は、アナログ・デバイセズのiCoupler^®技術を採用した、2/0の方向性をもつデュアル・チャンネルのデジタル・アイソレータです。これらのアイソレーション・デバイスは高速CMOS技術とモノリシック・トランス技術の組み合わせにより、フォトカプラなどの置換品より優れた性能特性を提供します。

iCouplerデバイスはLEDとフォトダイオードを使用せずに、一般にフォトカプラに起因して生ずる設計の煩雑さを解消します。標準的なフォトカプラは、不確かな電流変換比すなわち伝達関数が非線形である問題を持っています、また温度と寿命についての影響もシンプルなiCouplerでは、デジタル・インターフェースと安定な性能特性により一掃されます。これらのiCoupler製品では、外付けのドライバとその他のディスクリート部品は不要になります。さらに、iCouplerデバイスは同等の信号データ・レートで動作した場合、フォトカプラの消費電力の1/10～1/6で動作します。

ADuM120xアイソレータ・ファミリは、2チャンネルの独立したアイソレーション・チャンネルを、さまざまなチャンネル構成とデータ・レートで提供します（英語データシート「オーダー・ガイド（Ordering Guide）」参照）。ADuM120xの両モデルは、両側とも2.7V～5.5Vの範囲の電源電圧で動作するため、低い電圧のシステムと互換性を持ち、さらに絶縁障壁に跨がる電圧変換機能（レベル・ダウン / レベル・アップ）も可能にします。さらに、ADuM120xはパルス幅歪みが小さく（CRグレードで3ns以下）、かつチャンネル間マッチングが優れています（CRグレードで3ns以下）。ADuM120xアイソレータは、他のフォトカプラとは異なり、入力ロジックに変化がない場合、およびパワーアップ / パワーダウン時にDCレベルを正確に維持する特許取得済みのリフレッシュ機能を備えています。

ADuM1200WおよびADuM1201Wは、AEC-Q100に対応する125℃動作に適合した車載バージョン製品です。詳細については、データシートの「車載製品（Automotive Products）」のセクションを参照してください。

アプリケーション

• 小スペースのマルチ・チャンネル絶縁
• SPIインターフェースを備えたデータ・コンバータのアイソレーション
• RS-232 / RS-422 / RS-485トランシーバのアイソレーション
• デジタル・フィールドバスのアイソレーション
• ハイブリッド・カー、バッテリ・モニタ、モータ・ドライブ