AD9861

新規設計には非推奨

ミックスド・シグナル・フロントエンド(MxFE)ベースバンド・トランシーバ、広帯域アプリケーション向け

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 受信経路には内部又は外部リファレンスを備えた50/80 MSPSバージョンのデュアル10ビットA/Dコンバータが内蔵されています。
  • 送信経路には1x、2x又は4xインターポレーションとプログラマブル・ゲイン制御を備えたデュアル10ビット、200MSPSD/Aコンバータが内蔵されています。
  • 内部クロック分配回路にはプログラマブル・フェーズ・ロック・ループとタイミング発生回路が含まれており、単一のリファレンス・クロック動作が可能です。
  • 柔軟な20ビットI/Oデータ・インターフェースにより、半二重モードで各種のインターリーブ又は非インターリーブ・データの転送を、そして全二重モードではインターリーブ・データの転送が可能です。
  • 抵抗による設定あるいはオプションのモードピンを使用した限定設定を介して設定可能
  • RxとTxの別々のパワーダウン制御ピン
  • 64ピンLFCSPパッケージ(9 mm×9 mmフットプリント)
  • 設定可能な3つの補助コンバータ・ピン


AD9861は通信市場向けに集積されたコンバータのグループであるMxFE®ファミリーの1つです。AD9861にはデュアル10ビットA/Dコンバータ(ADC)とデュアル10ビットD/Aコンバータ(TxDAC®コンバータ)が含まれています。速度グレードは「-50」と「-80」の2種類あります。「-50」は50 MSPS以下のADCサンプリングに最適化されており、「-80」は50 MSPS ~ 80 MSPS間のADCサンプル・レートに最適化されております。2個のTxDACコンバータは最大200 MHzの速度で動作し、バイパス可能な2x又は4xインターポレーション・フィルタを備えています。必要なシステム・レベルの電圧を供給したり、システム信号をモニタするための3個の補助コンバータを備えています。全製品は低消費電力、小型に最適化されており、ブロードバンド通信市場向けにコスト・パーフォーマンスの優れたソルーションを提供します。

AD9861はすべてのシステム・クロックを生成するために1つの入力クロック・ピン(CLKIN)を使います。ADCとTxDACのクロックは分周回路、PLL逓倍器、スイッチのようなユーザー・プログラマブル・オプションを利用したタイミング発生回路内で生成されます。

各種のカスタム・デジタル・バックエンドあるいはオープン・マーケットのDSPに対応するために柔軟な双方向20ビットI/Oバスが使用されます。

このインターフェースは、半二重システムでは20ビット・パラレル転送又は10ビット・インターリーブ転送をサポートします。全二重システムでは、インターリーブ10ビットADCバスとインターリーブ10ビットTxバスをサポートします。柔軟なI/Oバスなのでピン数が減り、AD9861と接続するデバイスに要求されるパッケージサイズが小さくなります。 

AD9861ではインターフェース・バスの設定、ADCを低電力モードで動作させる制御、TxDACコンバータ・インターポーション・レートの設定、ADCとTxDACのパワーダウン制御はモード・ピンあるいはシリアル・プログラマブル・インターフェース(SPI)のいずれかを使って行えます。SPIを使用することによって、TxDAC経路(例えば、疎/微ゲイン調整、チャンネル・マッチング用オフセット調整)とADC経路(例えば、内部デューティサイクル・スタビライザ、2の補数データ・フォーマット)の両方に対しより多くの設定が可能です。

AD9861は64ピンLFCSPパッケージを採用しています(薄型、狭いピッチのチップ・スケール・パッケージ)。64ピンLFCSPパッケージのフットプリントはわずか9 mm X 9 mmで、高さは0.9 mm以下なのでPCMCIAカードのような厳しいスペース条件のアプリケーションに適しています。

アプリケーション

  • ブロードバンド・アクセス
  • ブロードバンドLAN
  • 通信関連(モデム)

AD9861
ミックスド・シグナル・フロントエンド(MxFE)ベースバンド・トランシーバ、広帯域アプリケーション向け
AD9861-fbl AD9861 Pin Configuration
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