アナログ・デバイセズ、医用および産業用アプリケーションの安全用件に適合した業界初のデジタル・アイソレータ・パッケージング技術を発表

iCoupler®デジタル・アイソレーション技術で8.3mmの沿面距離(Creepage)を実現
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東京 (2011年10月06日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、高電圧の医用および産業用アプリケーションの安全な動作を保証するために、世界中の産業用安全規格で規定されている最小8mmの沿面距離(Creepage)を業界で初めて実現したデジタル・アイソレータ用パッケージング技術を発表しました。このパッケージング技術は、業界で高い評価と実績を得ているアナログ・デバイセズのiCoupler®デジタル・アイソレーション技術を組み込んで、8.3mmという沿面距離を実現したもので、その厳しい基準設定でしられるCSAインターナショナル(Canadian Standards Association / カナダ規格協会)から認証を取得しています。最高220-250VのACで動作する先進的な医療診断や測定、監視、産業用や計装システムなどのアプリケーション向けに設計されています。この新しいパッケージング技術により、設計者はこれらのアプリケーションで求められる最小沿面距離の要件に準拠しつつ、性能の劣るフォトカプラをADIのデジタル・アイソレータへ置き換えることができるようになります。

沿面距離とは絶縁表面上の導体間最短距離のことで、その長さや電圧などの条件によっては直流的に絶縁されている2つの導体間にアークが走る場合があります。適切な絶縁を保証するためには、動作電圧125Vでは沿面距離6mm、また動作電圧220-250Vでは最小8mmの沿面距離を持つパッケージをそれぞれ必要とします。半導体部品の分野で規格の標準化を行っている業界団体JEDECの現行の規格では、16ピンSOICはパッケージ横方向の端から端までの沿面距離が7.6mmで、高電圧の医用および産業用アプリケーションの安全動作を保証する220-250V AC条件を満たせないのが現状です。このたび、ADIはJEDECの現行の規格よりパッケージ縦方向の長さを2.5mmだけ長くすることで、横方向沿面パスを8.3mmまで拡大することに成功しました。これにより、ボードスペースへの影響を最小限に抑えつつ、現状のJEDEC規格のフットプリントとの互換性を保つパッケージが実現しました。

アナログ・デバイセズ社ヘルスケア・グループ担当ヴァイス・プレジデント、パトリック・オドハティー(Patrick O’Doherty)は次のように述べています。「高電圧アプリケーションには、厳しい最小絶縁条件が課せられていますが、アナログ・デバイセズは単にその条件を満たすだけでなく、要件をはるかに凌ぐパッケージング技術でデジタル・アイソレータを提供できる数少ないメーカーです。新しいSOICパッケージング技術により、患者モニタ装置などの、220-250Vの医用機器の設計者は、設計条件を、フォトカプラからADIの包括的なデジタル・アイソレータ製品ポートフォリオに移行できるようになります。1つのiCouplerデジタル・アイソレータだけで、ボード・スペースの削減と4倍のデータレートの提供、そして最大90%におよぶ消費電力の低減を実現できます」

認定された16ピン SOICパッケージで供給されるiCouplerデジタル・アイソレータ

Product Description
ADuM220x デュアル・チャンネル・アイソレータ
ADuM221x デュアル・チャンネル・アイソレータ
ADuM225x ラッチ機能なし双方向通信チャンネル付きアイソレータ
ADuM240x クワッド・チャンネル・アイソレータ
ADuM4160 USBアイソレータ
ADuM440x クワッド・チャンネル・アイソレータ
ADuM6000 絶縁DC/DCコンバータ※
ADuM620x 集積DC/DCコンバータ付きデュアルチャンネル5kVアイソレータ※
ADuM640x 集積DC/DCコンバータ付きクワドチャンネル・アイソレータ※
ADM268xE 5kVrms信号・電源アイソレーションRS-485トランシーバ※
※12月に認証取得予定

iCoupler技術について
ADIはその性能が実証されているiCoupler技術で世界のデジタル・アイソレーション市場をリードしています。フォトカプラのようにLEDやフォトダイオードをベースとしたものに対し、iCoupler技術チップスケールのトランスに基づいています。トランスは、LEDやフォトダイオードと比べて、高データレート、低消費電力で、長い期間安定した性能を実現しています。ウェーハレベル・プロセス技術を用いて、トランスを直接チップ上に形成するので、iCouplerチャンネルは、相互に、または他の半導体機能と一緒に、低コストで集積することができます。iCouplerトランスは平面構造で、CMOSと金メタル層とで形成されています。

金メタル層の下には高い破壊電圧をもつ厚いポリイミド層があり、トランスの上部コイルと下部コイルを絶縁します。これにより、最高レベルの信頼性とデジタル・アイソレーション性能を提供します。上部コイルと下部コイルに接続されたCMOS回路が、各トランスとその外部信号との間のインターフェースを提供します。ADIのiCouplerデジタル・アイソレータ技術は、すでに5億チャンネル以上に採用されており、患者モニタ装置のUSBアイソレーションなど何百ものアプリケーションに組込まれています。USBアイソレーションが搭載された患者モニタ装置によって、病院や医療関係者は、患者の健康を最新のコンピュータ技術で管理することができ、患者の安全面で一切妥協することなく、医療記録をワイヤレス送信できるようになります。

【詳細情報】
新しいiCouplerデジタル・アイソレータ・パッケージング技術の紹介(動画・英語)

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

iCouplerはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。

沪ICP备09046653号
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