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最高クラスのワイヤレスIC 5種「ADF4150」「ADL5601」「ADL5602」「ADL5604」「ADL5902」を発表

ADIの広範なRF IC製品群を拡張し、RFアプリケーション向けに業界最高の性能を提供

東京 (2009年06月29日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、要求条件の厳しい通信インフラストラクチャや産業用機器、計測機器、防衛アプリケーション向けに最高性能を実現する「ADF4150」「ADL5601」「ADL5602」「ADL5604」「ADL5902」の5つの新製品を発表しました。無線周波数集積回路(RF IC)は、今日のケーブル通信、ワイヤレス通信や衛星ネットワークにおいて、音声、データ、マルチメディア配信を可能にする基本ブロックとなっています。

最高のフレキシビリティを提供する「ADF4150」
フェイズ・ロックド・ループ(PLL)は、衛星、テレコム、産業用計測機器、その他のエレクトロニクス・アプリケーションなどにおいて幅広く使用されています。PLLシンセサイザ・ファミリーの新製品となるADF4150 PLLシンセサイザは、フラクショナル-Nもしくはインテジャー-Nいずれかでの分周動作が可能な、低位相ノイズのソリューション(性能指数-222dBc/Hz)を提供します。ADF4150は、最高4.4GHzまでの範囲で動作し、ADIが2008年に発表した「ADF4350」 PLL/VCO(電圧制御発振器)とソフトウェア互換になっており、次世代ワイヤレス・インフラストラクチャやケーブル・ネットワーキング機器に要求される低位相ノイズ・アプリケーション向けに、高いフレキシビリティを提供します。また、ADIsimPLL version3.1設計ツールによってサポートされているので、ユーザはVCOやループ・フィルタ、リファレンス入力を自由に選べ、簡単に設計や外付け部品の選択ができます。

4GHzまで最高のダイナミック・レンジを提供する「ADL5601」「ADL5602」
RF/IFゲイン・ブロックは、さまざまな種類のケーブルテレビ、携帯電話、計測機器アプリケーションに用いられています。ADL5601ADL5602は、50MHzから4GHzの範囲で動作するブロードバンドRF/IFゲイン・ブロックです。両製品とも、4GHz周波数範囲全体にわたり、きわめて低いノイズ・フィギュアと非常に高いOIP3仕様とを同時に達成し、業界最高のダイナミック・レンジを実現しています。さらに、両製品とも集積内部整合回路とバイアス回路を実装しており、これにより外付け部品の必要数を最小化できるので、基板面積やコストの節減が可能になります。両製品は完全なESD保護付きで、業界標準のSOT-89パッケージで供給します。

小型のパッケージで低消費電力の「ADL5604」 ブロードバンド・ドライバ・アンプは、ISM、WLL、PCS、GSM、CDMA、W-CDMA、LTE(ロング・ターム・エボリューション)規格といった、さまざまな有線およびワイヤレス・アプリケーションに用いることができます。ADL5604高性能低消費電力ブロードバンド1Wドライバ・アンプは、消費電力(1W)で動作周波数範囲(400MHzから2700MHz)という業界最高の性能を実現しました。ADL5604は、競合RFアンプと比べて、信号のリニアリティ(直線性)の向上や消費電力の低減を可能にします。消費電流は325mAと低く、コンパクトな4mm×4mmのLFCSPパッケージで低い熱抵抗を実現します。さらに、シャットダウン機能や、アクティブ・バイアス回路を集積しているので、外付け部品点数を最小化します。これにより設計者は、設計プロセスを簡素化し、高効率でコスト効率の良い設計が可能になるだけでなく、市場投入までの時間を短縮できます。

業界最高の温度および周波数特性を提供する「ADL5902」
ADIの新しいADL5902 TruPwr™ RMSディテクタ(最小二乗平均ディテクタ)は、パワーアンプ(PA)リニアライゼーション(直線化)/コントロール・ループ、送信パワー・コントロール、送信信号強度指示(TSSI)、RF計測機器などの高性能RFアプリケーション向けに設計されています。これらのアプリケーションでは、出力パワーの高精度な制御を必要とし、さらにピークto平均比が大きく変動する複雑な信号を用いているのが現状です。ADL5902は、このクレスト・ファクタ(波高率)が大きく変動する信号を、RMSディテクタとしては業界最高の周波数9GHzまで精密に測定することができます。60dBダイナミック・レンジ全体にわたって、< ±0.3dBという業界最高の温度安定性を実現し、さらにシングルエンド入力により、外付けバランも不要としています。ADL5902はこれらの特長により、使い易さを改善し、全体的なシステム・サイズやコストを低減することで、高精度の効率と測定精度を要求する通信、ミリタリー、計測機器等に対応します。

価格、供給、補完製品について
新しいRF ICに関する価格および供給情報は下記の通りです。価格は、米国における販売価格です。

製品
供給
1,000個受注時の単価
パッケージ
ADF4150 PLL
サンプル出荷中
販売代理店にお問い合わせください
4 mm × 4 mm LFCSP
ADL5601ブロードバンド・ゲイン・ブロック
サンプル出荷中
1.75ドル
SOT-89
ADL5602ブロードバンド・ゲイン・ブロック
サンプル出荷中
1.75ドル
SOT-89
ADL5604ブロードバンド1Wドライバ・アンプ
サンプル出荷中
5.74ドル
4 mm × 4 mm LFCSP
ADL5902 TruPwr™ RMSディテクタ
サンプル出荷中
6.33ドル
4 mm × 4 mm LFCSP


これらの製品は、広範な製品と互換性があります。ADF4150 PLLシンセサイザは、ADF4350 PLL/VCOと互換性があり、ADL5604ドライバ・アンプはADL5320 ¼Wドライバ・アンプと互換性があります。ADL5601とADL5602は、ADIのADL5365およびADL5367アクティブ・ミキサーと組み合せることができます。

全てのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群
ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術を活用して、業界をリードする高性能のRF機能ブロックから、高集積の短距離およびWiMAXトランシーバまで、すべてのRFシグナル・チェーンをカバーする最も広範な無線周波数(RF)IC製品群を提供しています。RF機能ブロックには、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)フェイズ・ロックド・ループ・シンセサイザ(PLL)、TruPwr™と呼ばれるパワー・ディテクタログアンプ、X-Amp®に代表される可変ゲインアンプ(VGA)、パワーアンプ(PA)やローノイズアンプ(LNA)などのRFアンプ、ミキサー、ダイレクト・コンバージョン変調器と復調器が含まれています。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp

X-Ampはアナログ・デバイセズ社の登録商標、TruPwrは同社の商標です。