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明日への力 - エネルギーとクライメートテックにおけるイノベーション(サステナビリティ・シリーズ 第7回)

本稿は、「サステナビリティ・シリーズ」と題した連載の第7回目の記事です。今回は、革新的な技術プラットフォームとソフトウェア・ソリューションを利用することで、クライメートテックの実現が可能になるということを明らかにします。また、エネルギーとサステナビリティの未来について他者と対話するのを促すことも目的の1つです。本シリーズの第6回目の記事「インテリジェント・ビル技術 - 温室効果ガスの排出量を削減するためのスマートな手段」はこちらからご覧ください。

気候の変動の影響はあらゆる形で顕在化しています。例えば、暴風雨の被害に見舞われるケースが明らかに増えました。また、海面の上昇という世界規模の問題も発生しています。そうした課題を解決し、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する(脱炭素:Decarbonization)ためにはイノベーションが不可欠です。特に、農業、ビル、電力、製造、輸送の5つの領域で問題の解消を図らなければなりません。

脱炭素を実現するための有望な手段としては、電動化をはじめとする技術に期待が集まっています。それら技術により、クライメートテックを具現化し、その普及や進化を加速することが可能になります。そして最終的には、人々の健康と地球の健全性を確保するための新たなソリューションが生み出されるはずです。そして、これらの達成に不可欠なものが半導体です。

アナログ・デバイセズは、気候の変動に対処するための技術について解説することを目的としたディスカッションの機会を設けました。下記にご紹介するビデオでは、参加者達が形式ばらない雰囲気の中で、それぞれのテーマについて話し合っています。

参加者

  • Gina Aquilano - Analog Garage、フェロー/マネージング・ディレクタ
  • Kimberly Blakemore - アナログ・デバイセズ、クライメートテック・ストラテジ担当ディレクタ
  • Tony Montalvo - アナログ・デバイセズ、フェロー/技術担当バイス・プレジデント

ビデオの各章

明日への力 - エネルギーとクライメートテックにおけるイノベーション


脱炭素に向けた最も有望な道筋の一つとしては、あらゆるものを電動化することが挙げられます。そのためには、電力網の包括的な可視化を実現することが重要な課題となります。また、電力網の効率、信頼性、ディスパッチを確保できるように、必要な計測技術を開発し、インテリジェンスや洞察を深めなくてはなりません。

脱炭素を実現するには、グリーン水素(Green Hydrogen)を含む代替エネルギー源の活用も進めるべきです。また、AIを利用して気候変動の問題に対処することも想定されています。そうした新たな動向は、チャンスに満ちた未来をもたらします。詳細については、ディスカッション全体が収められたこちらのビデオをご覧ください。

AIと機械学習がもたらすチャンス


電力網は極めて複雑なシステムです。電力需要の増大に対応するためには、エネルギーの生成から送電、配電までにわたり電力網をアップデートしなければなりません。その一部については、分散化が進むネットワークにインテリジェンスを追加することで対応できます。このディスカッションでは、AIと機械学習(ML)がどのようにスマートなアセットの開発/配備を加速するのかについて話し合います。また、その結果として、電力の消費パターンを予測し、需要の急増を抑え、消費者の行動を変化させられるようになることにも触れています。

2030年以降のグリッドの設計


ネット・ゼロの達成に向けては、再生可能エネルギー源とエネルギー貯蔵システムの統合が不可欠です。このビデオでは、その話題を取り上げています。

EVの普及拡大と信頼性に関する取り組み


航続距離(range anxiety)と充電ステーションの数に対する消費者の不安は、EV(Electric Vehicle)の普及拡大を阻む大きな壁となっています。消費者の不安を解消するためには、バッテリのエネルギー密度を高めつつ、より高速で信頼性の高いチャージャを開発する必要があります。そのことが、航続距離を延ばしつつ、充電用のインフラの設計/配備を加速することにつながります。

水素が果たす約束


脱炭素の実現に向けては、電動化に続いて行うべきことがあります。1つは、化石燃料を使わずに製造された水素を活用することです。特に重工業のように温室効果ガスの排出量を削減することが困難な(hard-to-abate)領域では、グリーン水素の活用が重要な選択肢になるはずです。詳しくは、このビデオをご覧ください。