AD834 - FAQ

OPアンプの低温保存、動作温度

Q:  オペアンプの保存温度はSpace Level Productsが最も温度範囲が広いのかと思いますが、低温での保存温度は–60℃からになっています。もっと保存温度の低いオペアンプはありますか。 またセラミックパッケージを使えば、–55℃から動作温度が保証されていますが、もっと動作温度の低いオペアンプはありますか。

A:  パッケージにも因りますが一般的なアンプの保存温度は–65℃までで、これ以下の製品はありません。 また動作温度範囲は–55℃までで、これ以下の温度での動作を保証する製品はありません。

IC内蔵保護回路

Q:    OPアンプ出力端子のIC内蔵保護回路を教えてください。

A:   汎用OPアンプICにつきましては、入出力あるいは電源ピンなどの区別なく、全ピンにESDプロテクション・ダイオードが挿入されております。 これは寄生ダイオードではなく、各ピンをESDから保護するために付けられたもので、ジャンクション・アイソレーション・タイプのプロセスに見られるサブストレート起因の寄生トランジスタと異なるものです。アンプ出力端子にも、このESDプロテクション・ダイオードは接続されております。このダイオードは、一般的にサージ電圧・電流から素子を保護する目的があり、定常的に入力をクランプするためのものではありません。