VCO
VCOとは
意味
電圧制御発振器(VCO)は、出力周波数が入力電圧に比例する電子発振器回路である。発振器は周期的なAC信号を生成するが、VCOでは、発振周波数が電圧によって決定される。
電圧制御発振器はどのように動作するか?
発振器は、1つの形態と別の形態の間でエネルギーを交互に伝送することによって動作する。そのための1つの方法はLC回路を使用するもので、エネルギーはインダクタ(L)とコンデンサ(C)の間を移動する。コンデンサは電極板の間の電界という形でエネルギーを蓄積してインダクタを介して放電し、インダクタはそのエネルギーを磁界の形で蓄積する。次にインダクタはコンデンサの他方の電極板に充電し、プロセスが再び開始するが、今度は電流が反対方向に流れる。この発振が起きる周波数は共振周波数で、√LCに反比例する。
電圧制御発振器は、可変容量ダイオードを電圧制御コンデンサとして使用することによって作ることができる。可変容量ダイオードにかかる逆バイアス電圧が変化すると、それに伴って容量が変化するため、周波数も変化する。
VCOは何に使用されるか?
VCOはフェーズロックループ(PLL)の重要な部分である。PLLは、「基準」信号の位相に対する関係が固定の信号を生成する制御システムである。PLLは、無線、通信、コンピュータ、およびその他の電子機器でさまざまな用途に使われる。VCOには、他にも周波数および位相変調での用途があり、ファンクションジェネレータやシンセサイザなどのアプリケーションがある。
参照:フェーズロックループ(PLL)および電圧制御発振器(VCO)
同義語
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