製品概要
機能と利点
- IEEE 802.3afおよびPre-802.3at準拠の給電機器(PSE)回路
- 大電力モードでポート当り最大45Wまで設定可能
- I²Cインタフェースによるポート電流の読取り
- 入力電圧
- -32V~-60Vで4A (-48V電源回路、750mA/ポート)
- Ethernetネットワークポート
- 4つのRJ-45 10/100BASE-TX Ethernetネットワーク入力ポート
- 4つのRJ-45 10/100BASE-TX Ethernetネットワーク出力Power over Ethernetポート
- 4つの個別の独立したパワースイッチコントローラ
- PDの検出および分類
- 設定可能なDC/AC負荷除去検出および切断監視
- 設定可能な電流検出
- 簡易な電圧および電流試験ポイント
- 4つの出力ポートLEDステータスインジケータ
- 光絶縁された3線式I²C対応PCインタフェース
- スタンドアロン動作、または外付けマイクロコントローラとの併用に設定変更可能(+3.3V 100mA電源が必要)
- Windows 98SE/2000/XP対応ソフトウェア
- 完全実装および試験済み
製品概要
MAX5952Aの評価キット(EVキット)は、-48Vの電源レイルシステム用としてEthernet 4ポート給電機器(PSE)回路を備えた、完全実装および試験済み実装の回路基板です。IEEE 802.3afおよびPre-802.3at準拠、36ピンSSOPパッケージのPSEコントローラMAX5952Aは、4つのnチャネルパワーMOSFETを使ってこのEVキットの主な給電機器回路を構成しています。MAX5952Aは、4つのEthernetネットワークポートにDC電源を必要とするPower over Ethernet (PoE)アプリケーションで使用されます。このEVキットは、I²C対応3線式インタフェース用の光アイソレーションも備えています。この絶縁されたインタフェースは、CMAXQUSBインタフェースボードから、PCのUSBポートに接続することができます。このEVキットは、絶縁動作または非絶縁動作のユーザのスタンドアロンマイクロコントローラとインタフェースするように容易に設定変更することができます。スタンドアロン動作の場合、ユーザは、EVキットの+3.3Vの光絶縁された3線式インタフェース用に100mAを供給可能な個別の3.3V電源を供給する必要があります。
MAX5952AのEVキットは、4つの10/100BASE-TX Ethernetネットワークポート経由で充電機器(PD)用に4A以上をEVキットに供給可能な-32V~-60Vの電源(-48V電源レイル)を必要とします。このEVキットは、IEEE 802.3afおよびPre-802.3at準拠のPSEの、PD検出、分類、電流制限制御、およびその他の機能を検証します。
MAX5952Aは、EthernetネットワークポートのパワーMOSFETを制御し、各ポートの電流検出抵抗から電流を検出することによって、4つのポートそれぞれへの-48V DC電源を制御します。電流は、各Ethernet出力ポートの10/100BASE-TX VoIP (Voice over IP)磁気モジュールに供給されます。MAX5952AのEVキットは、4つのEthernet出力ポートのそれぞれに、個別の独立した電源チャネルを提供します。
このEVキットは、設定可能な動作モード、大電力モード(ポート当り最大45Wに設定可能)、I²Cインタフェース経由のポート電流情報、PD検出、PD分類、過電流保護、電流フォールドバック、低/過電圧保護、およびAC切断監視など、各電源チャネルのMAX5952Aのフル機能を検証します。これらの機能は、すべてこのEVキットで構成可能で、電圧プローブと電流測定用の追加の試験ポイントも用意されています。
このEVキットソフトウェアは、Windows® 98SE/2000/XP対応で、MAX5952Aの各種機能を検証するためのユーザフレンドリなインタフェースを備えながら、ビットレベルで各レジスタにアクセスすることもできます。プログラムは、メニュー方式で、制御ボタン付きのグラフィカルインタフェースを備えています。また、プログラムは、マクロエンジンも備え、システムレベルでのMAX5952Aの自動評価および試験を行うことができます。プログラムのマクロ出力ファイルは、自動保存することができます。
アプリケーション
- ミッドスパンパワーインジェクタ
- 給電機器(PSE)
- スイッチ/ルータ