EVAL-LTC7878-BZ

製品概要

評価用回路EVAL-LTC7878-BZは、LTC^®7878（インダクタのDCRによる電流検出機能付き70V並列接続可能昇降圧コントローラ）を搭載しています。LTC7878は4スイッチの昇降圧スイッチング・レギュレータで、出力電圧より高い、低い、または等しい電圧で安全かつ容易に動作するように設計されています。定周波数、ピーク電流モードのアーキテクチャにより、スイッチング周波数を最大600kHzまで位相同期させることができます。プログラム可能な入出力電流ループによって平均入出力電流ループが制御されるため、バッテリ充電アプリケーションに適しています。また、入出力電圧範囲が5V～70Vと広く、動作領域間の遷移がシームレスかつ低ノイズであるため、LTC7878は産業システムやテレコム・システムに最適です。

EVAL-LTC7878-BZは36V～65Vの入力電圧範囲で動作し、48Vの出力と5.5kW以上の出力電力を生成します。このボードには5つのLTC7878が並列に搭載され、極めて高い電力が実現されています。並列動作は150kHzのスイッチング周波数に設定され、それによって回路の効率性が確保されています。隣接する出力の位相を72°ずらすことで、スイッチングを交互に行いながらも、効果的な電流分担が可能となっています。

LTC7878には高精度電圧リファレンスが備わっているため、動作条件の全範囲にわたり許容誤差1%の出力電圧を生成できます。このコンバータは、最大動作V_IN時に5.5kWの出力電力で98%を超える効率を達成します。

このボードは、1V～70Vの出力電圧を安定化するように容易に変更できます。マルチフェーズ／マルチICの並列動作機能によって、単純な変更で高出力化に対応できます。

EVAL-LTC7878-BZは、48Vの出力を生成できる、高性能で費用対効果に優れたソリューションです。LTC7878とその動作、およびアプリケーションの詳細は、この部品のデータシートに記載されています。EVAL-LTC7878-BZのユーザ・ガイドと併せて、LTC7878のデータシートも参照してください。