製品概要
機能と利点
- ADuM7702用のフル機能評価用ボード
- オンボード電源
- スタンドアロン機能
- SDP-H1コントローラ・ボード互換
- 制御およびデータ解析用PCベース・ソフトウェア
製品概要
EV-ADuM7702-8FMCZは、ADuM7702絶縁型A/Dコンバータ(ADC)のすべての機能を評価できるように設計されたフル機能評価用ボードです。EVAL-SDP-CH1Z(SDP-H1)高速システム・デモ用プラットフォーム(SDP)コントローラ・ボードは、J9コネクタを介し、分析/制御/評価(ACE)ソフトウェアを使用するPCのUSBポートを通じて、EV-ADuM7702-8FMCZを制御します。ACEソフトウェアは、ACEソフトウェアのページからダウンロードできます。
内蔵部品には、絶縁型5kV isoPower® DC/DCコンバータ(ADuM6000)、50mA 60V高効率降圧レギュレータ(ADP2360ACPZ-5.0)、5V低ノイズ低ドロップアウト(LDO)レギュレータ(ADP7104ARDZ-5.0)などがあります。
ADuM7702は、アナログ入力信号を高速の1ビット・データ・ストリームに変換する高性能の2次Σ-Δ変調器で、アナログ・デバイセズのiCoupler®技術を用いたオンチップ・デジタル・アイソレーション回路を内蔵しています。デバイスは4.5V~5.5V電源(VDD1)で動作し、最大±50mV(フルスケールで±64mV)の疑似差動入力信号に対応します。疑似差動入力は、電気的絶縁が必須となる高電圧アプリケーションでの電圧モニタリングをシャントします。
アナログ入力は高性能のアナログ変調器によって連続的にサンプリングされ、最大21MHzのデータ・レートで1の出力頻度を示すデジタル出力ストリームに変換されます。ADuM7702の場合は、20MHzのMCLKIN周波数(fMCLKIN)、78.1kSPSで82dBのS/N比(SNR)を達成する適切なデジタル・フィルタを使用することによって、元の情報へと再構成できます。シリアル入出力は5Vまたは3.3V(VDD2)のいずれかの電源で動作します。
シリアル・インターフェースはデジタル的に絶縁されています。オンチップでの絶縁は、高速相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術とモノリシック・トランス技術の組み合わせによって、フォトカプラ・デバイスなどの代替品に比べて性能特性を提供します。ADuM7702は16ピンまたは8ピンのワイド・ボディSOICパッケージに収納され、デバイスの動作温度範囲は−40°C~ +125°Cです。
ADuM7702の詳細については、ADuM7702のデータシートを参照してください。評価用ボードを使用する際は、データシートと併せてこのユーザ・ガイドを参照および使用してください。SDP-H1の詳細については、SDP-H1製品ページを参照してください。
マーケット&テクノロジー
対象となる製品
関連資料
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UG-1802: Evaluating the ADuM7702 16-Bit, Isolated, Sigma-Delta Modulator (Rev. 0)2020/07/31PDF731 K
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安全規格認証や適合の取得状況2016/01/28