製品概要
機能と利点
- ヒート・シンク付き2レイヤRogers 4350評価用ボード
- エンド起動、2.9mm RFコネクタ
- スルー・キャリブレーション・パス
製品概要
ADL9006-EVALZは、アルミ製ヒート・シンクに取り付けられた、厚さ10milのRogers 4350、銅被覆を使用した2レイヤ・プリント基板(PCB)で構成されています。ヒート・シンクは、デバイスの熱放散を実現するほか、PCBを機械的に支持します。ヒート・シンクには取り付け穴があるので、温度管理に優れた、より大型のヒート・シンクに取り付けることができます。ADL9006-EVALZのRFINおよびRFOUTポートは、2.9mmメス同軸コネクタで装着されており、それぞれのRFパターンは50Ωの特性インピーダンスを持ちます。ADL9006-EVALZには、ADL9006の動作温度−40°C~+85°Cの全範囲で使用に適したコンポーネントが搭載されています。ボード・パターン損失を修正するため、J5コネクタとJ6コネクタの間にスルー・キャリブレーション・パス(THRU CAL)が用意されています。スルー・キャリブレーション・パスを使用するには、J5およびJ6にRFコネクタを差し込む必要があります。電源電圧、グラウンド電圧、ゲート制御電圧、ディテクタ出力電圧には、2つの4ピン・ヘッダを通じてアクセスします。
RFパターンは、50Ωのグランデッド・コプレータ導波路です。パッケージのグラウンド・ピンと露出パドルは、グラウンド・プレーンに直接接続します。ヒート・シンクへの適切な電気伝導および熱伝導を確保するため、グラウンド・パドル直下の領域に特に焦点を当てて上面と底面のグランド・プレーンが複数のビアを使用して接続されています。
ADL9006-EVALZの電源デカップリング・コンデンサは、デバイスの特性評価に使用される構成を表しています。コンデンサの数を減らすことができますが、減らすことができるコンデンサの数はシステムごとに異なります。コンデンサの数を減らすときは、まずADPA9002から最も遠い最大のコンデンサを取り外すか、組み合わせることをお勧めします。
ADL9006の詳細については、ADL9006のデータシートを参照してください。ADL9006-EVALZを使用する際は、データシートと併せてユーザ・ガイドを参照してください。
はじめに
必要な装置
- RF信号発生器
- RFスペクトラム・アナライザ
- RFネットワーク・アナライザ
- 電源電圧:5V、200mA
- 電源電圧範囲:−2.6V~+2.6V、100mA
関連資料
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UG-1659: ADL9006-EVALZ Evaluation Board User Guide (Rev. 0)2020/08/26PDF216 K
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ADL9006 Gerber Files2020/07/21ZIP4 M