製品概要
製品概要
デモ回路2799AはLTC4332を使用しており、3つのスレーブ・デバイスでSPIインターフェースを最大1200mに拡張できます(工場出荷時は500kHz SCKで150m)。DC2799Aは、エコシステムで多くのマスタおよびスレーブ・デバイスで簡単に評価できるように、一般的なPmodインターフェースと互換性のある設計をしています。
LTC4332は、高ノイズの産業環境で動作するように設計された、2MHz SPIバス・エクステンダです。SPIバスは、±60Vのフォルト保護された差動トランシーバーにより、2つのツイスト・ペアにわたって拡張されています。LTC4332の拡張された25Vコモンモード電圧範囲により、異なるグラウンド電位同士を橋渡しします。
DC2799Aのローカル・サイドは、4つの異なるSPIスレーブ・デバイスをホストSPIマスタのインターフェースで連動させます。これらのスレーブ・デバイスは、SPIモード(0,0)または(1,1)をサポートします(CPOL、CPHA)。3つのスレーブ・デバイスはリモート・サイド・デバイス(SS1、SS2、SS3)に関連付けられ、4つ目のデバイス(SSC)はDC2799AのLTC4332 SPIエクステンダーを構成するために使用します。DC2799Aのリモート・サイド・インターフェースは、3つの異なるスレーブ・セレクトを備えたSPIマスタを実装しています。リモート・サイド・マスタは4つのSPIモードすべてをサポートし、各スレーブ・セレクトに独自のモードを関連付けることができます。
デフォルトでは、リモートSPIモードはすべてモード(0,0)です。リモート・サイドのSPIモードは、SSCスレーブ・デバイスを使用してローカル・サイドのLTC4332の書込みによって設定されます。
LTC4332のデータシートには、部品、動作、およびアプリケーションの詳細が記載されています。このデータシートは、必ずこのデモ・マニュアルと併せて参照してください。LTC4332は20 ピンQFNパッケージおよび3つの温度グレード(商用0°C~70°C、工業用–40°C~85°C および高温 –40°C~125°C)でご利用いただけます。
関連資料
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DC2799A - Schematic2019/11/06PDF44 K
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DC2799A - Demo Manual2019/10/30PDF1 M
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DC2799A - Design Files2019/11/06ZIP11 M