製品概要
機能と利点
- 選択可能な低負荷動作モード:
- FCM
- パルス・スキップ(HV)およびバースト・モード動作(LV)
- バースト・モード動作
- PLLIN ピンにより、1MHz ~ 3MHz の範囲で LV レギュレータを同期(HV コンバータの場合は 166kHz ~ 500kHz)
- ウォッチドッグ回路
- TEMP ピンにより、LTC3372 のジャンクション温度をモニタ
- HV コンバータ用の PGOOD ピンと LV レギュレータ用の RST ピン
製品概要
デモ回路 2419A は LTC3372 をマルチ出力ステップダウン コンバータ内に備えています。LTC3372 のコントローラ部分は、入力電圧範囲が 6V ~ 60V である高出力電圧(HV)降圧コンバータを駆動します。その出力電圧(VOUT_HV)は名目値で 5V ですが、VOUTPRG ピンによって 5V または 3.3V に設定できます。VOUT_HV は設定可能な降圧レギュレータに電源を供給します。このレギュレータは、VOUT1 ~ 4 のラベルが付いた 4 つの低電圧(LV)出力を供給します。その出力は、1.2V/2A、1.8V/2A、2.5V/2A、および 3.3V/2A です。VOUT_HV が 5V になるように設定されている場合、このレギュレータは VOUT1 ~ 4 が最大負荷状態のときに 6A を外部負荷に供給できます。VOUT1 ~ 4 に負荷がないときは、VOUT_HV から 10A を外部負荷に供給できます。
LV 降圧レギュレータは、最大 4 つのチャンネル内に配置可能な 8 つの出力段で構成されています。DC2419A 上の LV レギュレータは、それぞれの出力段が 2 つである 4 つのチャンネルでセットアップされています。変更を加えることにより、LV 降圧レギュレータは 8 種類の設定にセットアップできます。
VOUT_HV が 3.3V になるようにプログラムされている場合、3.3V/2A を供給する VOUT4 はドロップアウトになります。このレールでは、外部入力電圧がレギュレーション状態を維持する必要があります。
LV レールは 2MHz で動作し、HV コンバータはこの周波数の 6 分の 1 または 333kHz で動作します。LV レールは周波数が高いため、4mm × 4mm のインダクタを使用することができます。HV コンバータの出力段は、60V アバランシェ定格 MOSFET と 2.2μH 10mm × 10mm インダクタで構成されています。電流を検出するため、4mΩ のディスクリート検出抵抗が使用されます。
LTC3372 は IQ 電流が低いため、軽負荷時に高い効率が実現します。VOUT_HV が 5V(公称値)を供給しているとき、1mA の負荷におけるバースト・モード® 効率は 12V 入力時に 90.3% です。HV コンバータがオフのとき、12V 入力から流れるのはわずか 27μA です。
LTC3372 のデータシートには、IC の動作と用途の詳細が記載されています。このデータシートは、クイック・スタート・ガイドと併せて参照してください。
対象となる製品
関連資料
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DC2419A - Schematic2018/07/03PDF46 K
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DC2419A - Demo Board Manual (Rev. 0)2018/07/16PDF3 M
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DC2419A - Design Files2018/07/03ZIP5 M