認定済みプロトコル・ソリューションによって開発期間を短縮
アナログ・デバイセズ(NASDAQ:ADI)は本日、産業/プロセス・オートメーション、モーション・コントロール、運輸、およびエネルギー・オートメーション分野のデータライン接続ニーズに対応する、マルチプロトコルの産業用イーサネット・スイッチ・プラットフォームADIN2299を発表しました。この産業用イーサネット・スイッチ・プラットフォームは、スター型、ライン型、またはリング型トポロジで動作するように設計されています。ADIN2299は、通信コントローラ、2ポート10/100Mbpsイーサネット・スイッチ、メモリ、物理層(PHY)、プロトコル・スタックを備えた、高集積で動作確認済みのソリューションです。ADIN2299のハードウェアと、そのソフトウェアおよび認定済み産業用プロトコルの組み合わせによって、システム・インテグレーションの時間ならびに市場投入までの時間を短縮します。
- データシートのダウンロード、サンプルおよび評価用ボードの注文
- ADIN2299についてのビデオ
- オンライン技術サポートコミュニティ EngineerZone™でエンジニアおよびADIの製品エキスパートと交流
ADIN2299は、プロトコル・スタックだけでなく、RTOS、ファイル・システム、ドライバ、TCP/IPを備えており、設計とデバッグに必要な時間を短縮します。このスイッチ・プラットフォームには、UART、SPI、またはイーサネット・インターフェースを介してアプリケーション・プロセッサを接続できます。ADIN2299のソフトウェアによってアプリケーション・プロセッサと統合インターフェースとの接続が実現されるため、アプリケーション・プロセッサのソフトウェアを変更することなく各種の産業用プロトコルを利用できます。これによって、追加プロトコルの導入に当たりそれぞれの学習から始める必要がなくなります。お客様は、単一のフィールド機器のハードウェア設計を活用して、複数の産業用プロトコルに対応できるようになります。ADIN2299のもう1つの重要な要素として、サイバーセキュリティがあります。このデバイスはセキュア・ブートとセキュア・アップデート機能を備え、検証済みのコードのみが実行されるため、サイバー攻撃による現場の混乱の可能性を低減することができます。
プラットフォームの評価とシステム開発のために、ADIN2299の評価キットを提供しています。エンド・ツー・エンド、ホスト-ネットワーク間、およびインターフェース-コントローラ間の通信を実証するアプリケーションのサンプルが提供されます。UART、SPI、またはイーサネット・インターフェースを介してアプリケーション開発用ボードをADIN2299の評価用ボードに接続すると、PLCまたはコントローラ・シミュレータを使用したプロトコル通信の評価が可能になります。これにより、システムに統合する前にADIN2299の完全な検証を行うことができます。
ADIN2299の主な特長:
- マルチプロトコル対応:PROFINET、EtherCat、EtherNet/IP、Modbus TCP
- 認定済みプロトコル
- 使いやすさ:全機能内蔵、試験済み、およびドロップイン対応のハードウェア/ソフトウェア・ソリューション
- サイバーセキュリティ:セキュア・ブート/セキュア・アップデート
- 帯域幅:10/100Mbps
- 低遅延および低消費電力
- 小型形状:194ピンCSPBGA
製品 | 量産出荷 | 単価 | パッケージ |
ADIN2299 | 出荷中 | $86.72 (1,000個以上) |
194ピンCSPBGA |
登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。