アナログ・デバイセズ（以下、ADI）は、Mobile World Congress（MWC）2023においてさまざまなOpen RAN関連の展示を実施し、その一環として、2月28日にOpen RAN Policy Coalition（ORPC）の交流イベントを主催しました。ORPCは、オープンで相互運用可能な無線アクセス・ネットワーク・ソリューションの導入を促進するポリシーの策定・普及を推進することで、イノベーションを促進し、サプライ・チェーンの多様化を図り、5Gをはじめとする先進的なワイヤレス技術の短期間での市場投入を後押ししています。今回のイベントには、ORPCのメンバー企業、ポリシーの専門家、テレコム業界各社のリーダーが出席しました。
ADIのコミュニケーション&クラウド担当コーポレート・バイス・プレジデントであるAndy McLean（アンディ・マクレーン）は、次のように述べています。
「Open RANによる技術革新と業界変革の可能性は、ADIと今年のMWCの焦点です。Open RANの優れた相互運用性は、無線アクセス・ネットワーク機器の選択肢の拡大、イノベーションの加速、コスト削減をもたらします。しかし、こうした目標を達成するには、Open RANの目標を後押しする十分な情報に基づいた規制環境の上に、強固なエコシステムを確立することが極めて重要です。ORPCは、業界関係者と政府機関の間での関係と議論を促進する上で重要な役割を果たしています。」
ORPCのエクゼクティブ・ディレクタであるDiane Rinardo（ダイアン・リナールド）は次のように述べています。
「Open RAN Policy Coalitionのメンバー企業は、参入障壁を引き下げ、イノベーションを促進し、競争力を高め、コストを削減するようなポリシーを継続的に後押しすることで、5Gおよびそれ以降のテクノロジーに活発な市場を生み出すことができると考えています。私たちの取り組みの鍵は、多様性・回復力・セキュリティに優れたエコシステムという共通の目標に向けて官民の協力を促進することです。今回の非公式イベントは、オープンで相互運用可能なネットワークを推進するために協力する中で、メンバー企業やパートナー企業とつながり、アイデアを共有するためのこの上ない機会となりました。」と述べています。
詳細については、ADIのMWCウェブページをご覧ください。
Open RAN Policy Coalitionについて
Open RAN Policy Coalitionは、無線アクセス・ネットワーク（RAN）技術によるオープンで相互運用可能なソリューションの導入を促進するポリシーの策定・普及を目的として設立された業界団体で、5Gをはじめとする先進的なワイヤレス技術に向けたイノベーションの創出、競争の促進、サプライ・チェーンの拡大に貢献しています。
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