Maxim、オムロンのNXRシリーズIO-Link製品ラインを拡張するIndustry 4.0用I/Oハブソリューションにデバイスを供給
オムロンはMaximのIO-Link製品を採用することでNXRシリーズのデジタル入出力機能を拡張
2021年02月17日 - カリフォルニア州サンノゼおよび東京
Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ : MXIM、以下Maxim)は、デュアルIO-Link®製品がオムロン株式会社 (以下オムロン) のNXRシリーズIO-LinkコントローラおよびIO-Link I/Oハブに採用され、IO-Link双方向コントローラおよびデジタル入出力機能を拡張すると発表しました。NXRシリーズはMaximのデュアルIO-LinkコントローラのMAX14819AとIO-Linkデバイスの MAX14827A、およびデジタル出力デバイスのMAX14912とMAX14915を使用して、ファクトリーオートメーションシステムに入出力を追加し、製造ラインのエッジ端末に自律性をもたらすための新しい方法をオムロンの顧客に提供します。オムロンの革新的なNXRシリーズは、オムロンの顧客の生産施設において製造装置の正常性と状態の継続的な診断およびモニタリングを可能にします。
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IO-Linkの双方向リンクは、センサーおよびアクチュエータに自律性をもたらし、製造製品の変更に対する装置のオンザフライによる適応およびリアルタイムの意思決定を可能にし、よりスマートな製造を促進します。MaximのIO-Link技術は、広範なソフトウェア設定可能デジタル出力製品のポートフォリオとの組み合わせで、IO-Link I/Oハブソリューションの新しい機会をオムロンに提供します。オムロンがIO-Linkを使用することは、業界におけるこの規格の採用促進にもつながります。
オムロンは、初のリモートデジタル出力IO-Link I/Oハブ(NXR-CD166C-IL2モジュール) を同社のラインナップに追加し、センサーの世界を超えてIO-Linkの使用範囲を拡張します。同社は顧客の慢性的な生産ラインエンジニア不足によって引き起こされる2つの問題、すなわち生産ラインの停止時間の短縮および新しい機器の立ち上げの効率向上を実現しようとしています。オムロンは製造工程における不要かつ非効率的な作業を分析し、時間を節約するための各種機能を備えたNXRシリーズを開発しました。同社は新しいNXR IO-Linkコントローラ (NXR-ILM08C-EIT) およびIO-Link I/Oハブ (NXR-[]D166C-IL2) を使用することによって、セットアップおよび立ち上げ時間の90%短縮を実現しました。さらに、これらの新しいNXRシリーズのIO-LinkコントローラおよびI/Oハブ製品は、スマート診断機能を活用して生産ライン全体にわたるリアルタイムの稼働情報を収集することによって停止時間を短縮します。また、これらの機器は高信頼性も重視して作られており、固有の断線診断や堅牢な保護技術を備えています。
コメント
- オムロンの商品事業本部コントローラ事業部ネットワーク&I/O製品管理グループのプロダクトマネージャーである李 海敦氏は次のように述べています。「Maximのソリューションを使って、当社はエッジへの自律性の移行をさらに促進することができるようにデジタル入出力をネットワークに追加する新しい方法を実現しました」。
- Maximのインダストリアル&ヘルスケア事業部インダストリアルコミュニケーションズ バイス・プレジデントであるジェフ・デ・アンジェリス( Jeff DeAngelis ) は次のように述べています。「当社のデジタル入出力およびアナログ入出力産業用チップセットでIO-Link技術の使用を拡張することによって、オムロンがデジタル入出力のチャネル数を拡張し、生産ラインの再設定のための新しい機能を導入する簡素な方法を提供することを可能にします」。
IO-Linkの概要
IO-Linkは、センサーおよびアクチュエータとの通信用に世界で初めて標準化されたIO技術 (IEC 61131-9) です。その強力なポイント間通信は、長年にわたって確立された、既存のケーブルを使用する3線式センサーおよびアクチュエータ接続をベースとしています。
すべての商標はそれぞれの所有者の財産です。