モータおよびモーション・コントロールのインターフェースとプロトコル

モーション・コントロール・インターフェースは、モータ駆動システムの様々な構成要素を接続し、システムがコマンドを受信、解釈、実行できるようにします。通信は、事前に選択されたインターフェースを介して、定義されたプロトコルでモーション・コントローラに到着し、そこでモータ・コントロールおよびドライバ部用の信号に変換されます。

システムの通信によって、その構造、動作、および性能が決定されます。通信はモータ駆動の性能に多大な影響を与える可能性があるため、適切なモーション・コントロール・インターフェースを選択することが重要です。ADI Trinamic™製品は、ICからモジュール、PANdrive™スマート・モータに至る幅広い通信インターフェースをカバーしており、お使いのシステムに簡単に統合できます。

基板レベルの通信

ADI Trinamicのテクノロジは、標準インターフェースとプロトコルを使用する完全な基盤レベルのソリューションを提供することで、実装を容易にします。これらのターンキー・ソリューションでは、組み込みのモータ・コントロールおよびモーション・コントロールに、共通のインターフェースとプロトコルが組み合わされています。そのためエンジニアは各自の専門分野に集中し、プラグアンドプレイの構成要素を使用して開発時間を短縮できます。

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Board-Level Communication

チップレベルの通信

Single-Wire UART

ADI Trinamicの集積回路は、単純なバス・インターフェースからロジック・レベルの信号まで多岐にわたります。ステップ/方向インターフェースを必要とするシンプルな設計を作成する場合でも、同期シリアル・インターフェース(SSI)を使用する要求の高い産業用アプリケーションを構築する場合でも、ADI Trinamicのテクノロジは、クラス最高のパフォーマンスと様々なチップレベルのインターフェースを組み合わせて、互換性と統合の容易さを向上させます。

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IO-Link

今日のファンレス・プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)とIO-Link®ゲートウェイのシステムは、I/O構成(IO-Link、デジタル入出力、アナログ入出力)に応じて大量の電力を消費する必要があります。これらのPLCが新しいインダストリ4.0スマート・ファクトリに進化するにつれて、よりスマートで高速かつ低消費電力のソリューションを実現するために特別な注意を払う必要があります。IO-Linkは、新しいインダストリ4.0スマート・ファクトリのニーズを満たす、エッジでのインテリジェンスによる柔軟な製造を可能にします。

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CANopen

CANopenは、もともと組み込みネットワーキング・アプリケーション用に設計された通信プロトコルおよびデバイス・プロファイル仕様です。CAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)プロトコルに基づくCANopenは、ビット・タイミングやアクセプタンス・フィルタリングなど、CANハードウェアに固有の詳細をシステムからオフロードします。タイム・クリティカルなプロセスと構成のための標準化されたプロトコルにより、CANopen製品を提供するすべてのメーカーのデバイス間で通信が可能になります。

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