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DC2958A - Demo Manual8/11/2020PDF566 K
製品概要
製品概要
デモ回路2958Aは、LT8609A/09A-5/09A-3.3を備えた、42V、3Aのマイクロパワー同期降圧レギュレータです。LT8609A可変出力向けのDC2958A-A、LT8609A-5向けの5Vの固定出力電圧のDC2958A-B、およびLT8609A-3.3向けの3.3Vの固定出力電圧のDC2958A-Cの3つのアセンブリ・バージョンがあります。
LT8609A/09A-5/09A-3.3はコンパクトな高効率、高速同期整流モノリシック降圧スイッチング・レギュレータで、わずか2.5μAの静止電流しか消費しません。上下面の電源スイッチ、補償部品、およびその他の必要な回路がIC内にあるため、外付け部品は最小限となり、設計がシンプルになります。
デフォルトでは、このデモ用ボードのSYNCピンは、低リップルBurst Mode動作用にグラウンドに接続されています。JP1を「パルス・スキップ」位置に動かすと、動作モードがパルス・スキップ動作に変わります。JP1を「スペクトラム拡散」位置にすると、VCCがSYNCピンに適用され、低EMIスペクトラム拡散動作になります。外部クロックと同期するには、JP1をSYNCに動かし、外部クロックをSYNCタレットに入力します。
このデモ用ボードは、5Vまたは3.3Vの出力、最大42Vの入力用に設計されています。入力範囲が広いため、オートモーティブ用バッテリや工業用電源などの様々な入力源で使用できます。最小入力電圧を3Vまで下げて、ドロップアウト・モード動作にすることができます。このモードでは、出力電圧がレギュレーション・ポイントを下回り、入力電圧に従います。レギュレーションを下回る出力を維持するには、入力電圧が特定の値を上回っている必要があります。この値は、DC2958A-A(調整可能)およびDC2958A-B(5V)の場合は5.5Vで、DC2958A-C(3.3V)の場合は3.8Vです。定格最大負荷電流は3Aです。ただし、特定の入力電圧および熱条件ではディレーティングが必要です。図1は、回路の効率を示しています。図2は、異なる負荷状態におけるDC2841Aデモ用ボードでのIC上部の温度上昇を示しています。
このデモ用ボードにはEMIフィルタが備わっています。ボード(EMIフィルタ付き)の放射EMI性能を図3と図4に示します。図3および図4の赤色の線はCISPR25クラス5ピーク限界値です。EMIフィルタを使用するには、入力をVINではなくVEMIに接続する必要があります。インダクタL2は、デフォルトでボード上で短絡しており、EMIフィルタに追加することで、伝導放射を更に削減できます。
LT8609A/09A-5/09A-3.3データシートには、部品、動作、および用途に関する詳細が記載されています。このDC2958A用デモ・マニュアルと併せて参照してください。
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