LT8301と結合インダクタを使用した小型の絶縁型ソリューション

小型ソリューションを必要とする機能的な絶縁のみを行うお客様は、絶縁型モジュールを選択しがちです。この絶縁型ソリューションはフォームファクタが大型で、電力効率が低く、無負荷時の入力電流が大きいのが一般的です。また、これらのモジュールの出力電圧は通常不安定で、結線や負荷の変化に伴いVOUTが大きく変動します。しかし、オプトカプラ不要の使いやすい絶縁型フライバック・コンバータ LT8301は、結合コンダクタを使うことにより、今やはるかにコンパクトで高性能なソリューションを提供します。マイクロパワーのLT8301を使用すれば、高い電力効率と無負荷時の低入力電流を実現可能です。同時に、出力電圧を1本の抵抗だけで設定し、広範囲の入力電圧と負荷電流にわたって目標電圧に正確に安定化することができます。

Miniature 5V isolated flyback converter using a coupled inductor

図1. 結合インダクタを使用した小型の5V絶縁型フライバック・コンバータ

図1の回路図は、LT8301と結合インダクタL1を組み合わせて機能的絶縁を提供する小型の5V絶縁型フライバック・コンバータを示しています。ソリューション全体で必要な部品はごくわずかで、全体の大きさは約13mm×7mm×3mmです。5Vの出力電圧は2.7V~16Vの入力電圧範囲にわたって正確に安定化され、最大電力効率は85%です。1mAの最小負荷要件に対応するには、VOUTに5kΩ抵抗を追加するか、ツェナー・ダイオードを使ってVOUTをクランプします。5.6Vのツェナー・ダイオードを使ってVOUTをクランプした場合、無負荷時入力電流が全入力電圧範囲にわたって2mA未満に維持されます。

                                                                                               

LT8301 Efficiency and Load Regulation

図2. LT8301の効率と負荷/ライン・レギュレーション

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Bryan Legates

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Chen Zheng