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閉じるABB、アナログ・デバイセズと連携し、よりスマートなプロセス・オートメーションをEthernet-APLで実現
主なポイント
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現在運用されているプロセス・オートメーション用システムの多くは、長年使用してきたフィールド・デバイスや既存のインフラに依存しているはずです。そうしたシステムをアップグレードするのは容易ではありません。また、アップグレードには多大なコストがかかります。しかも、そうした旧来型のシステムでは高い効率を得ることができません。加えて、ネットワーク接続の面でも課題があり、データへのアクセス性が不十分であるはずです。更に、最新の機能を適用しつつ高い効率でシステムを運用するためには、サイバーセキュリティや分析、保守に関連する課題も解決する必要があります。
ABBはプロセス・オートメーションの分野のリーディング企業です。同社は、まさに上記のような課題に直面していました。そこでABBは、課題の解決に向けて、信頼できるパートナーであるアナログ・デバイセズとの協力を深めることにしました。
アナログ・デバイセズは、Ethernet-APL(Advanced Physical Layer)に対応するソリューションを提供しています。Ethernet-APLは、1本のケーブルによる本質的に安全な高速データ伝送と電力伝送を可能にします。この技術を利用すれば、システムの導入が簡素化されます。また、危険な環境においても先進的で信頼性の高いプロセス・オートメーションを実現することが可能になります。
アナログ・デバイセズは、早い段階から10BASE-T1L技術に取り組んできました。具体的には、同規格の策定やEthernet-APLの実用化の面で重要な役割を担いました。また、アナログ・デバイセズは、信号処理、パワー・マネージメント、システムに統合されるセンサーを含む産業用通信技術のリーディング・プロバイダでもあります。加えて、ABBにとってアナログ・デバイセズは既によく知られた存在でもありました。これまでも同社のプロジェクトの成功に数多く貢献してきたからです。
「当社とアナログ・デバイセズの長年にわたるパートナーシップによって、プロセス・プラントにEthernet-APLをもたらすことが可能になりました。1本のケーブルで安全かつ高速なデータ伝送と電力伝送を実現するソリューションにより、従来の限界を克服できるようになったのです。ABBの製品は、要求が厳しくリスク回避が重要な環境で活用されています。そうした環境には、アナログ・デバイセズのソリューションが最適と言えるでしょう。」Bernhard Eschermann氏
ABB プロセス・オートメーション担当CTO
本事例の概要
顧客企業の概要
ABBは、電動化とオートメーションを実現するための製品をグローバルに展開するリーディング企業。資源効率が高く持続可能性に優れる未来の実現を目指している。デジタル化に関する専門知識とエンジニアリングを融合することにより、産業のパフォーマンス、効率、生産性を高め、ブランドポジショニングである「Engineered to Outrun」を追求している。課題
ベンダー固有の技術を採用した旧来のプロセス・オートメーション・システムでは、複雑化と断片化が進んでいる。そうしたシステムを対象とし、データ・アクセス機能と通信機能の統合/簡素化を図る。目標
プロセス・オートメーションのあらゆるレベルにおいて、シームレスで将来にわたって使用可能なコスト効率の高いデータ・アクセス機能と通信機能を実現する。オープン・スタンダードの技術を採用し、システムの導入を簡素化し、運用効率を高め、高度なデータ駆動型のアプリケーションをサポートする。ソリューション
Ethernet-APLを採用すれば、1本のケーブルによって安全かつ高速なデータ伝送と電力伝送の両方を実現できる。それにより、プロセス・オートメーションの効率を高められる。また、システムの導入を簡素化できる上に、産業分野の非常に危険な環境においても信頼性と効率の高い運用を実現することが可能になる。実績を積み重ねたパートナーシップ、その基盤にあるのはイノベーション
ABBとアナログ・デバイセズは、半導体業界で長年にわたり関係を築き上げ、共同プロジェクトを成功させた歴史を共有しています。そうして培われた信頼と親しみが、Ethernet-APLを適用したデバイスの開発、通信プロトコルの強化、サイバーセキュリティの確保に重点を置いた今回の連携の基盤となりました。
この連携では、Ethernet-APLに対するABBのニーズを深く理解するため、ワークショップや現在も続く技術交流の機会が設けられました。そうした密接な協力により、両社のパートナーシップは更に発展しました。アナログ・デバイセズは、10BASE-T1Lをベースとする堅牢で低消費電力のトランシーバー、マイクロコントローラ、ソフトウェア、産業用の通信に関する深い専門知識を活用し、開発のあらゆる段階をサポートしました。そのシステム・レベルの知見、高い信頼性、ソリューションを重視したアプローチにより、ABBが性能と安全性に優れるフィールド・デバイスを実現して競争優位性を確保できるよう支援しました。
ABBとアナログ・デバイセズはいずれも、Ethernet-APLの標準化活動にも積極的に参画しました。具体的には、同技術が相互運用性と拡張性に優れ、産業分野における大規模な展開に適したものになるよう尽力しました。
Ethernet-APLの長所と優位性
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よりスマートなプロセス・オートメーションを実現するEthernet-APL
Ethernet-APLによる高速かつ安全なネットワーク接続は、高度な分析、自動コミッショニング、デジタル・ツインをサポートします。旧来のシステムの接続をEthernet-APLによる接続に置き換えれば、完全にデジタル化された効率的なプロセス・プラントへの道が開かれます。Ethernet-APLは、消費電力を抑えた設計と単一のケーブルをベースとするアーキテクチャを採用しています。つまり、同技術を適用したフィールド・デバイスでは、効率的なマイクロコントローラを使用して、データと電力を1本のケーブルで伝送できることになります。その結果、エネルギーの消費量、外部電源の必要性、デバイスのサイズが削減されます。言い換えれば、運用コストと環境への影響を低減できるということです。それだけでなく、同技術の拡張性とサイバーセキュリティ機能により、将来にわたって使用可能なソリューションが得られます。
旧来のインフラでは、HART®、フィールドバス、Modbusなどを使用した通信システムが使用されていました。Ethernet-APLを採用すれば、そうしたインフラに大規模な変更を加えることなく、デジタル化された効率的な最新のネットワークへのアップグレードを進められます。
2社の連携によって実現された革新的なプロセス・オートメーション
プロセス・オートメーションのような保守的かつリスクの大きい領域でデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するには、戦略的なパートナーシップが不可欠です。ABBとアナログ・デバイセズのEthernet-APLを軸にした連携は、そのようなパートナーシップの一つのモデルと言えるでしょう。両社の連携では、プロセス・オートメーションに関するABBの専門知識と、アナログ・デバイセズの先進的な半導体技術/通信技術を融合することで、プロセス・オートメーションにおける最も差し迫った課題に対処できる効率的なソリューションが実現されました。将来も見据えたこのソリューションは、産業分野でスマートなネットワーク接続を活用した次世代のオペレーションを実現するための基盤となります。
「アナログ・デバイセズはABBと密に連携することで、Ethernet-APLを活用したプロセス・オートメーションの変革を支援しています。両社が共有するビジョンは、イノベーションを推進し、過酷な環境にわたり安全かつ高速なネットワーク接続を実現できるようにすることです。」Duncan Bosworth
産業分野担当コーポレート・バイス・プレジデント
アナログ・デバイセズ