LTspice IVの波形ビューワは、基本的な測定を行うのに便利ですが、LTspiceからデータをエクスポートしたり、インポートしたりして、回路をさらに評価する必要がある場合もあります。
波形データをACSIIテキスト・ファイルにエクスポートする方法:
- クリックして波形ビューワを選択します。
- [File]メニューから[Export]を選択します。
- エクスポートする計算結果値を選択します。
- [Browse]ボタンをクリックして、ファイルの場所と名前を指定して、テキスト・ファイルを保存します。
ファイルを作成後は、Microsoft ExcelやMATLABをはじめとするアプリケーションでさらなる解析を行えます。ただし、MATLABなど、一部のアプリケーションでは、インポートされたファイルはデータのみを持つ必要があり、ヘッダ情報を含むことができないことに注意してください。ヘッダを削除する必要がある場合、テキスト・ファイルをテキスト・エディタやExcelで開いて、ヘッダ情報を削除してください。
LTspice IVに波形データをインポートするには、電圧源または電流源にPWL(区分的線形)関数としてテキスト・ファイルを追加します。
インポートするファイルには、時間と値のデータ対を表す2次元の点のリストがタブ区切りまたはコンマ区切りで保存されている必要があり、ヘッダ情報は不要です。PWL関数は、データ内のドットをつなげ、テキスト・ファイルで定義された点間の線分に基づき、波形を描画します。
電圧源または電流源にテキスト・ファイルをPWL関数として追加する方法:
- 回路図エディタで電流源、または電圧源シンボルを右クリックします。
- [Advance]を選択します。
- [PWL FILE:]を選択し、[Browse]をクリックしてテキスト・ファイルを選択します。
PWLステートメントの詳細は、LTspiceブログの過去記事、 または本ページ右側にあるLT Journal の31ページに記載されています。